書きたいものがある人 [本]
門田剛明『雪冤』読了。
第29回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作品。
選評としていろいろな人が書いていたが、馳星周の「小説家になりたい人と小説を書きたい人の二種類がいて、この作者は後者。書きたいものがあるから書いている」というような評価がとても的を射ている。確かに面白いキャラもいないし、小説としてはそんなにエンタメしていないようだが、とにかく書きたいことがはっきりしている。そこが受賞につながったんだろうな。
京都や大阪の街が舞台だが、あんまりそれっぽくない。方言を使う人が少なく書かれているからかな。ただ、ちょっと動機の点ではいろいろ疑問。
第29回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作品。
選評としていろいろな人が書いていたが、馳星周の「小説家になりたい人と小説を書きたい人の二種類がいて、この作者は後者。書きたいものがあるから書いている」というような評価がとても的を射ている。確かに面白いキャラもいないし、小説としてはそんなにエンタメしていないようだが、とにかく書きたいことがはっきりしている。そこが受賞につながったんだろうな。
京都や大阪の街が舞台だが、あんまりそれっぽくない。方言を使う人が少なく書かれているからかな。ただ、ちょっと動機の点ではいろいろ疑問。
タグ:横溝正史ミステリ大賞 門田剛明
コメント 0