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また、泣かされた [本]

 『親不孝長屋-人情時代小説傑作選-』読了。
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 池波正太郎、平岩弓枝、松本清張、山本周五郎、宮部みゆきという豪華執筆陣による人情話と来れば、泣かないわけがない。特に、山本周五郎の『釣忍』には泣かされました。宮部みゆきの『神無月』は、どうにもしかたがなくて泥棒をする男と、それを本当は捕まえたくない岡っ引きという奇妙な関係を描いた珍しい作品。池波、平岩の両氏はさすがの貫禄。松本清張のは、昔夜盗で名をはせた老人が、あくまでかっこよく、もの悲しかった。
 どうも、最近借りる本に冒険をしていないなあ。絶対面白いだろう、というのばかり借りちゃいます。暑さのせいかしら。

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コメント 2

タッジーマッジー

山本周五郎さんは、
じーんとあとからしびれるお話がとてもうまい。
好きな作家さんの1人です。
by タッジーマッジー (2010-07-24 13:41) 

あーる

沢木耕太郎も前に何かに書いていましたが、特に海外の安宿で読むと、最初の一行で泣いてしまいます。えーん

by あーる (2010-07-25 22:30) 

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