いろいろ4冊

　まずは『図解　ミスの少ない人は必ずやっている【書類・手帳・ノート】の整理術』読了。

　図書館で、かなり長い間予約待ちをしてようやく順番が回ってきた本。新入社員がこの通りの習慣を身につけていけば、かなりたいしたものだが、20年以上も仕事をしてくると、まあこんなの知ってるけど、やんない、という術の数々。だって、やろうと思ったら机をぜーんぶきれいに片付けないと出来ないし。そんなに「目から鱗」な話はなかったように思うけど。
　次に、瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』読了。

　優れた小説家にして現役中学国語教師の瀬尾先生。ライトに自殺しようとへんぴな村の民宿に泊まり込んだ若い女の話。恋愛小説になりそうでならず、心模様が面白い。民宿の田村さんのキャラがすごく面白い。
　その次は、松尾由美『いつもの道、ちがう角』読了。

　この間読んだ『ハートブレイク・レストラン』ほどは面白いと思わなかった。が、『ピピネラ』よりは読みやすかった。なんか落ちがよく分からないライトなホラーものの雰囲気。薄い短編集だから、すぐ読めたけど。
　また瀬尾まいこ『卵の緒』読了。

　何だろうなあ、この表紙の絵……とは思うが、作者が坊ちゃん文学賞を受賞してデビューした作品。不思議な親子関係を描いていて、すごく面白い。あり得ないような関係だが、納得させられるし、何よりいい話なのだ。
　どれも薄い本で読みやすくて、すーっと4冊読んでしまった。

タグ：瀬尾まいこ 松尾由美 卵の緒 坊っちゃん文学賞 天国はまだ遠く 短編集 いつもの道、ちがう角 書類・手帳・ノートの整理術

コメント 2

瀬尾まいこさんの「図書館の神様」を詠みました。
同じ本に収録されている短編「雲行き」に「佐々木」という人物が出てくるのですが、それが、猫屋福助株式会社副社長佐々木氏のイメージでおもしろかったです。
by チャコ＆ミニ (2010-11-19 23:23) 

『図書館の神様』、多分読んでない。早速予約しよう！！
知り合いにキャラの似た人が出ると、楽しいですよね。思わず黄泉ながら「いるいる」なんて頷いたりして。
by あーる (2010-11-19 23:38)