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敵が人じゃない場合 [本]

 有川浩『海の底』読了。
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 さすが電撃大賞受賞者。面白い活劇でした。同作者の、草食系の男の子が出てきた『植物図鑑』(ケータイ小説!)なんかよりはずっといいと思う。スピード感もあるし、子供たちの感情がよく伝わる。舞台が横須賀で、若干地理がわかるのも楽しめる要因かな。
 敵を深海からの人食い生物にしてしまったのが、なんとも上手なところ。毒殺しようが電流で退けようが、魚雷を抱かせようが、文句は言われないし。
 ラストは若干自衛隊礼賛っぽいけれども、そういう意図ではないんだろうな。


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