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初期の作品 [本]

 歌野晶午『動く家の殺人』読了。
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 1989年の作品というので、確かにずいぶんと古い。小劇団・小劇場が舞台だが、「夢の遊眠社」やら「第三エロチカ」なんていう単語が出てきたりして、時代を感じさせる。というわけで、同作家の『葉桜の頃に……』みたいな面白い作品ではなかった。最後にどんでん返し、という趣向は変わらないけれども。
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