ヒエロニムス・ボッシュって [本]
そうだよ、画家の名前だよー! って、読んでいるときにはちっとも思い出さなかったのに……。
というわけで、マイクル・コナリー『シティ・オブ・ボーンズ』読了。
このボッシュ刑事ものは、『ナイトホークス』からシリーズになっているのだな、と後書きを見て思ったり。やっぱり最初のシリーズから読んだ方が面白いのかな。
虐待されて二十年も前に埋められた少年の骨を、犬が掘り出して咥えてくるというショッキングな始まりのシーンがそそる。『将軍の娘』ほどではないが、こちらも二段組みで300ページをはるかに超える長編。ただ、『将軍……』よりもクライマックスがあとに来た分飽きない。あと10ページくらいでようやく真犯人を追い詰めたし。ただ、この犯人、たとえ生きて捕まえたとしてちゃんと処罰できたかもわからないような性格破綻者……だめでしょ、それじゃあ。
作者は、チャンドラーに傾倒して推理作家になったというけど、ボッシュはずいぶんちゃんとした苦労人だ。まあ、ハードボイルドと苦労人は必ずしも矛盾はしないと思うけど。
というわけで、マイクル・コナリー『シティ・オブ・ボーンズ』読了。
このボッシュ刑事ものは、『ナイトホークス』からシリーズになっているのだな、と後書きを見て思ったり。やっぱり最初のシリーズから読んだ方が面白いのかな。
虐待されて二十年も前に埋められた少年の骨を、犬が掘り出して咥えてくるというショッキングな始まりのシーンがそそる。『将軍の娘』ほどではないが、こちらも二段組みで300ページをはるかに超える長編。ただ、『将軍……』よりもクライマックスがあとに来た分飽きない。あと10ページくらいでようやく真犯人を追い詰めたし。ただ、この犯人、たとえ生きて捕まえたとしてちゃんと処罰できたかもわからないような性格破綻者……だめでしょ、それじゃあ。
作者は、チャンドラーに傾倒して推理作家になったというけど、ボッシュはずいぶんちゃんとした苦労人だ。まあ、ハードボイルドと苦労人は必ずしも矛盾はしないと思うけど。
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