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静かな恐怖 [本]

 恒川光太郎『竜が最後に帰る場所』読了。
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『夜市』でホラー大賞を獲った作者の作品。短編『風を放つ』『迷走のオルネラ』『夜行の冬』『鸚鵡幻想曲』『ゴロンド』が入っている。『迷走の……』『夜行……』はホラー、後の3つはどちらかと言えばファンタジー。ホラーは、ひんやり怖い。『夜行……』が特に気に入ったが、他の本も読みたくなる作家。『風を放つ』も奇妙な味わいがあって良かった。でも、読んでいる途中は、後でもっと怖くなるのかと思った。『夜行……』で、何となく山陰の町の夜を思ったけれど、作者は東京生まれなんだな。

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