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読むは観るは [映画]

 アン・リー監督『ラスト、コーション』鑑賞。

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 最近買った安いポータブルDVDプレーヤーで初めて鑑賞。R-18だったんだ、これ。トニー・レオンもジョアン・チェンもほとんど全部映っているようなすごいシーンがたくさん。中国ではだいぶカットされたと言いますが、無理もない。作品としては、激しく悲しい、しかも行き詰まるような恋愛サスペンスに仕上がっていて、さすがです。アン・リーは『飲食男女』とかもすごく面白いし、泥臭さとスタイリッシュさがほどよく合わさっているような気がしてお気に入り。
 みんな、広東語も北京語も上海語も楽々としゃべれるんだなあ、すごいなあ。

 スティーブン・アンティン監督『バーレスク』鑑賞。帰省の新幹線の中で前述の新兵器を使って鑑賞。いいね、使えるね。
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 クリスティーナ・アギレラのいわゆるアイドル映画なのかも知れないけれど、日本とアメリカのアイドルの実力のさを見せつけられたというか……ものすごい才能。これだけ見事な歌と踊りを見せられたら、嫌いな人も好きになりそう。恋愛とか若干都合のよすぎる展開をする部分もあるけれども、全体的にはすっきり見れて、「あー、面白かった!」となる映画。ストーリーを補ってあまりある歌・ダンスシーンだな。

 日本文藝家協会編『新選代表作時代小説 江戸恋い明け烏』読了。

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 一番最初にこの間読んだばかりの白石一郎先生の十時半睡ものが出てきてびっくり。それぞれ面白いが、杉本苑子『胸に棲む鬼』、伊藤桂一『黄色い蝶』、南條範夫『双生児の夢入り』、三好京三『えみしの姫君』がそれぞれ取り上げた題材が異色で、面白かった。こういう時代小説もあるんだなあ、なんて。

 遠藤誉『ネット大国中国』読了。

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『中国動漫新人類』ほどの力作ではない、というと失礼だが、60過ぎて『スラムダンク』を全巻読み倒すというほど無理はされていない感じの新書。にしても、やはり卓越した分析力には舌を巻く。先生なら、原書もどんどん読みこなせるんだろうし、同じように中国のネットをサーフィンしていても目の付け所が違うんだろうなあ。怖いもの知らずで権利意識が強い、というまさに中国における80后、90后は、ほとんど生まれたときからPCやネットに親しんでいるのに近い。この連中が共産中国をどんな方向に持っていくのかは、実に注目に値する。

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羅門パパ

こんばんは。毎週末大変ですね。数年前、似たような生活をしていました。
あーるさん、大変でしょうが上手く息抜きしてくださいね。
にゃんこちゃんがついてくれてるしね。
そうそう、バーレスク見ました。アギレラの歌唱力は半端ないですね。天才!
by 羅門パパ (2011-09-20 20:04) 

あーる

羅門パパさん
いずこも同じですね。バーレスクの歌とダンスには全く脱帽でした。ストーリーの単純さが全然気にならないくらいの迫力! 驚きでした。日々、疲れますが感動もありますね。
by あーる (2011-09-21 21:14) 

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