説明が多すぎるが

　三宅喜重監督『阪急電車』を観る。

　オリンピックのおかげでDMMで借りたDVDはしばらく放りっぱなしだったので、久々に見た一本。
　有川浩の原作も読んだが、映画はちょっと説明的になりすぎ？　原作にないモノローグやセリフが多くなって、読んだ人間にはちょっとくどく感じてしまう。谷村美月たちの田舎者カップルがかわいかったな。

　扶桑社『きたな美味い店』読了。

　3件くらい、行ってました……。きたな美味い店は案外女性に優しいです。食べ切れればの話ですが（個人の感想）。女性向けに最初から聞きもしないでご飯の量を減らすような神田の名門（？）天丼屋のようなことは、ありません。ちゃんと「ご飯の量は？　普通？」とか聞いてくれます。あー、腹立ったなあ、神田のい★や。もっとも、天ぷらの上からご飯を足させた強者（女性）もいるという話ですが。安くするわけでもないのに、失礼なんだよ。

　ヤン・イクチュン監督・主演『息もできない』を観る。

　とても切ない映画。傑作だと思う。この飄々としていながらもものすごく重いものを抱えた主人公二人が、漢江の前で泣くシーンがとても美しい。凄くいい！　監督・主演のヤン・イクチュンの才能を感じたり。韓国映画はこういう美男子じゃない役者連中の表情がどれもいいが、今回は女子高生役・キム・コッピも秀逸。こちらもすごい美人でもすごいプロポーションでもないが、いい顔している。

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