モモ姐さん一周忌

　この10月30日は、モモ姐さんの一周忌です。

　実を言うと、私の初めての自分の飼い猫でした。
　前の住まいに近かったダイクマ駒岡店では昔、ペットショップの片隅で、里親紹介コーナーをやっていました。別に審査も何もされるわけではなく、ケージの中の子猫を選んで3,150円払って連れて帰るだけなのですが。当時は賃貸アパートに元夫と住んでいて、もちろんペットを飼っていいところではなかったのですが……ちょっとさびしそうな片目の子猫を見たら、目が離せなくなりました。
　そのときは諦めて帰ったのですが、翌週また行ってみると、一緒のケージにいた仲間たちはみな貰い手がついて、モモコだけがぽつんと残されていました。ケージに手を入れると、片目の子猫は一所懸命（？）を頬ずりをしてくれました。そのとき、元夫が、「貰い手がつかないとどうなるんだろうねえ」とぽつりと言った言葉に、どうにもこうにも我慢が出来なくなって……連れてきてしまったわけです。
　そのときの話を作文にして『猫の手帖』に投稿したら、なんと採用されて掲載の上記念のTシャツをもらったのですが、雑誌もTシャツも、あんまり昔でどこかに行っちゃったなあ。

ヒョウ柄ベッドがお気に入り

よくもやったわね！

いい加減にしろー！！

　なんていうとっても鉄火なところもあれば、

すぴー

にこ

　こーんな大人かわいらしい表情も見せる、美人さんでした。
　生まれながらに（？）右目は眼球がないようなのですが、若いときに膀胱炎を患った以外は、亡くなる直前までずいぶん丈夫だったと思います。本当なら遠近感がつかめないはずですが、トレーニングの成果か？　軽いけれど正確なパンチを目にも留まらぬスピードで繰り出しました。ポンちゃんはよく泣かされたものです。

だってさあ、女の子の顔をグーで殴るのよ

なんか失礼な事を言ったんじゃないの？

もう一年、早いですねえ（ヒ）　あたしも時々締められたことあるわよ（コ）

いろいろ教わったわねえ……（福）

福ちゃん、親切にしてもらったのかな？

　去年は私自身も、夏に父が倒れ、母を施設に入れるために介護休職し、後半は本当にばたばたしました。そんな中でモモ姐さんがひっそりと亡くなってしまったのは、本当に残念でなりません。が、落ち込んでいるときに、猫ブロガーの皆さんのコメントには本当によく励まされました。
　モモ姐さん、今頃どこにいるのかな？　それとも、もうとっくに生まれ変わってきたのかしら？

猫山の名に恥じぬよう、精進いたしまち！（レ）

　そういえば、一ヶ月年上のモモ姐さんに遊んでもらっていたヒデヨシさんも、やっぱりこんなふうに片目に目やにをいっぱいためていたっけ……月日のたつのは、早いものです。

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タグ：モモコ ポン ココア ヒデヨシ 紋次郎 福 レオン 一周忌

コメント 14

モモコさん1年になりましたか。
そう言う事を聞いてしまうとなんだか寂しくなっちゃいます。
レオンさん。二代目猫山の名を汚さぬよう猫道にまい進して下さいね。
by ろき (2012-10-31 08:06) 

モモ姐さんの1周忌ですか。いまは天国で元気に遊んでいることでしょう。
出会いから15年、そして猫山家は、レオン君が引き継いでくれてモモ姐さん、喜んでいることでしょう。

介護が集中するとてんてこ舞いですね。
私も昨年は一苦労しましたので、その中でモモ姐さん・・・
by green_blue_sky (2012-10-31 08:17) 

モモコさん・・・美人さんですね。
飼い主に似るのかな・・・(^^)
すると、我が家はカナ・・・（以下自粛）
　苦労を共にしてくれた猫さんって、ホント感謝でいっぱいですよね。
『猫の手帖』・・・バックナンバーが欲しくなってしまいました^^;Aｱｾｱｾ
by kontenten (2012-10-31 09:01) 

モモ姐さん、もう1周忌なんですね。早いなぁ。
ついこの間のことのような気がします。
そんな過去があったのですね。
あーるさんにずっと寄り添ってくれていたんだなぁ。
そして、あーる家のニャンズのまとめ役というか、お目付け役というか、
そんな感じだったのかしらん。
モモ姐さんが亡くなって、「6猫」じゃなくなって、ブログタイトルは
どうされるのかなぁ、と思っていたのですが、今やレオン君が
加わって、またまた「6猫」に。レオン君はモモ姐さんが派遣して
きたのかも＾＾
by ChatBleu (2012-10-31 11:50) 

ろきさん
子供のころのモモコ姐さんも、かなりおてんばでした。よくカーテンに登って、爪が引っかかってぶら下がっていたり、ふすまをスパーン！　と開けていきなり部屋に入ってきたり……レオン君もがんばってほしいものです（ふすまはやめてね）。

green_blue_skyさん
昨年は私もなかなか精神的にたいへんで、その節はお世話になりました。モモ姐さん、結構せっかちだから、いつまでも天国で遊んでいないような気がするんですよね。

kontentenさん
15年も前の雑誌ですから……何回か引っ越したりしているうちにボロボロになって捨てちゃったんだろうなあ。飼い主に似てかどうかは別として、片目でも、可愛い顔してますよね（親ばか）。

ChatBleuさん
優しいヒデヨシ兄さんと、厳しいモモ姐さんという感じでしたかねえ。小柄な猫なのに、全く物怖じせずにでかい紋次郎を叱り付けていましたし。「6猫」のタイトルは、モモ姐さん分を減らしてしまうのが寂しくて変えませんでしたが、今はまたそのまんまです。レオン君、ハケンの品格？
by あーる (2012-10-31 12:34) 

もう一年経ちましたか、早いですね・・・
モモ姐さんはあーるさんに出会えて幸せでしたね。
あーるさんにとっても大きな存在だったのかなと思います。

猫の手帖の作文、読みたいな~
by masutaro (2012-10-31 12:47) 

モモ姐さん一周忌ですか。猫の手帖に載った作文、しみじみしますね。いい出会いでしたね、もう生まれ変わっているよ。
by OMOOMO (2012-10-31 19:54) 

masutaroさん
私のほうも、モモ姐さんに会えてとても幸せでしたよ。一緒に楽しく過ごさせてもらいました。
猫の手帖の作文、どこいっちゃったかなあ。

OMOOMOさん
おそらく最初は「かわいそう」だと思ったのでしょうが、ほんとうはそれだけじゃなかったんでしょうね。「かわいそうたぁ、惚れたってこと」なのかも知れません。

by あーる (2012-10-31 21:41) 

1年ですかぁ、早いですね。
「虹を渡りました」ってお話も多いですしねぇ。
みんニャ、あちらで仲良くしとるかしらん…
by TAKUMA (2012-11-01 14:20) 

こんばんは。そうですか、あれからもう一年経つのですね。
モモ姐さんはあーるさんと暮らせて本当に幸せだったしょうね。
必ずお別れはあるのだから、後悔しないように、少しでも長く一緒にいれるようにと、改めて考えました。
by 羅門パパ (2012-11-01 21:36) 

早いものですね、1年ですか・・・。
モモちゃんが、レオンくんをつれてきてくれたのかな？
by JUNJUN (2012-11-01 22:53) 

TAKUMAさん
早いものです。去年から今年にかけては、ことさら早い……年取っただけかも知れませんが。

羅門パパさん
ついつい忙しさにかまけてしまいますが、一匹一匹との思い出をしっかり積み重ねておきたいと思います。

JUNJUNさん
そうかもしれないですよね。また賑やかな我が家になりましたから。
by あーる (2012-11-02 12:20) 

1年前、記事から伝わってきた、
気丈に振る舞おうとしているあーるさんの姿が
思い出されます。タイトルが変わらないことに、
なぜかほっとしたものです。
思い出は旅を続けています。
by hisa (2012-11-04 10:15) 

hisaさん
タイトル、やっぱり変えたくはありませんでした。
モモ姐さんは今もそばにいると思っています。
by あーる (2012-11-04 10:34)