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機内で号泣…… [映画]

 成田-デリー往復は、行きが9時間半、帰りが約6時間とけっこう違うのですが、これだけあると本気を出せばたくさん映画が見られたりするのです。まとめて備忘録を作ります。
 先ず、行きの一発目。細田守監督『おおかみこどもの雨と雪』を観る。

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 あり得ない話をさらりと、しかも力強く描いていて、感動。あー、そうか。『サマーウォーズ』の人だったんだ! と、納得。何回かじわじわ泣きながら機内食を食べる。

 白ワインでちょっと寝て、起きてまた小岩井宏悦の『るろうに剣心』を観る。

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 全体のリアリティのなさが、佐藤健君のアニメっぽさによって更に際だっている。アニメとして観れば楽しかろうと思うし、どうやって撮ったのか、アクションシーンはけっこう面白かった。それにしても、香川照之って、こういう役が本当に楽しそうだ。

 そして次に、イム・ホー監督『Froating City(浮城大亨)』を観る。

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 これは行きだけでは見切れず、帰りの便で後半を観た。
 アーロン・クォックもさすがに年取ったなあ、と思う。なにしろ、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、レオン・ライと並ぶ四天王だったもんなあ。返還前後の激動の時代を生きた日英混血児の苦悩を描き、しみじみいい映画だと思った。そういえば昔香港の人口を数えるときに、「蛋民」(水上生活者)は何人、っていうふうに聞いたことがあった。今はそういう一生を船上で過ごす人たちはほとんどいなくなっているみたいだけれども。

 最後はムン・ヒョンソン監督『コリア』を観る。

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 大好きなペ・ドゥナが出るので観たかったんだ、これ。やっぱりすごく面白かった。実話がベースということもあるし、何だかどんどん泣けて、隣のインド人の兄ちゃんががーがー寝ていてくれるのがありがたかった。卓球って面白いねえ。若い俳優たちもいいけれど、南北両方のコーチ役おじさん達が、また実にいい味を出している。韓国、映画作りが本当に上手だと思ってしまった。



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