四十代女性 [本]
森絵都『おいで、一緒に行こう』読了。
読み初めから最後までほぼ泣き通し。原発後に置いていかれた動物たちを助けるボランティアたちに、作家である筆者が夫とともに取材で加わって見聞きしたことが詰まった本。写真を見ても文章を見ても、泣けて泣けて仕方がなかった。20キロ圏内立入り禁止区域にバリケードを突破して入っていくことが「正しいことだとは思っていない」というボランティアの人たちの迷い……でも、やはり助けずにいられないボランティアの人たちの「母性」(男女関係なく)に共感したが、今のところ私には何もできていない。
ボランティアで最後まで残るのはなぜか四十代女性が多いらしい。別に暇だとかそういうことではなく、ちゃんと仕事も家庭も持っている人たちだが、もういい年になって「ちょっとくらい被爆しても大丈夫」になっちゃっているらしい。そして、何よりも強い「母性」があるようだ。
辛いかなと思ってなかなか開けなかったけれど、やっぱり読んでよかったかも。
小池真理子『やさしい夜の殺意』読了。
短編集。表題作はなかなかに怖かった。テロリストと思われる女性を目撃し、飛行機に同乗してしまっている老若二つのカップルの葛藤もおもしろかった。ただ、こちらは何となくオチが予想できてしまったかな。
あとは、台北往復の飛行機で見た映画。時間が短いので、アニメを2本。
行きは、クリス・ミラー監督『長ぐつをはいたネコ』を観る。
飛行機に用意されていた映画には字幕はなくて、すべて吹き替えだったので、竹中直人の日本語版を観たが、おもしろい! それにしてもディズニーの人は、動物の動きをよーっく見ているなあ。ハンプティ・ダンプティの憎たらしさがまたいい。
帰りは、ティム・バートン監督『フランケンウィニー』を観る。
グロなのに、何でこんなにかわいくて、泣けるんだろう。飛行機でぼろぼろ泣いて、猫マスターに心配されたりして。
読み初めから最後までほぼ泣き通し。原発後に置いていかれた動物たちを助けるボランティアたちに、作家である筆者が夫とともに取材で加わって見聞きしたことが詰まった本。写真を見ても文章を見ても、泣けて泣けて仕方がなかった。20キロ圏内立入り禁止区域にバリケードを突破して入っていくことが「正しいことだとは思っていない」というボランティアの人たちの迷い……でも、やはり助けずにいられないボランティアの人たちの「母性」(男女関係なく)に共感したが、今のところ私には何もできていない。
ボランティアで最後まで残るのはなぜか四十代女性が多いらしい。別に暇だとかそういうことではなく、ちゃんと仕事も家庭も持っている人たちだが、もういい年になって「ちょっとくらい被爆しても大丈夫」になっちゃっているらしい。そして、何よりも強い「母性」があるようだ。
辛いかなと思ってなかなか開けなかったけれど、やっぱり読んでよかったかも。
小池真理子『やさしい夜の殺意』読了。
短編集。表題作はなかなかに怖かった。テロリストと思われる女性を目撃し、飛行機に同乗してしまっている老若二つのカップルの葛藤もおもしろかった。ただ、こちらは何となくオチが予想できてしまったかな。
あとは、台北往復の飛行機で見た映画。時間が短いので、アニメを2本。
行きは、クリス・ミラー監督『長ぐつをはいたネコ』を観る。
飛行機に用意されていた映画には字幕はなくて、すべて吹き替えだったので、竹中直人の日本語版を観たが、おもしろい! それにしてもディズニーの人は、動物の動きをよーっく見ているなあ。ハンプティ・ダンプティの憎たらしさがまたいい。
帰りは、ティム・バートン監督『フランケンウィニー』を観る。
グロなのに、何でこんなにかわいくて、泣けるんだろう。飛行機でぼろぼろ泣いて、猫マスターに心配されたりして。
40代が一番行動しやすい歳に感じます。
by green_blue_sky (2013-01-26 11:47)
green_blue_skyさん
確かに、子供のいる人などは30代はまだ子育てもありますしね。男女を問わず、生きる知恵も十分ついて、しかもちょっと時間のある40代が動きやすいのかな。
by あーる (2013-01-26 12:52)
「長ぐつをはいたネコ」、私も見ました!!
私は字幕版ですけど。
スペインの田舎町のような背景もよかったですよね~。
ただ、私は竹中直人の声はちょっと・・・。
(英語版はA・バンデラスなのに・・・)
by JUNJUN (2013-01-26 23:37)
JUNJUNさん
竹中直人もいい味だしてましたよ。
今度字幕版も見たいと思っていますが。
猫の動きがリアルでいいですよね。
by あーる (2013-01-27 18:37)