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名のある武将よりも [本]

 伊東潤『国を蹴った男』読了。

国を蹴った男.jpg

 時代物でも、そんなに戦国ものは読んでいないかも。短編集トップの『牢人大将』と表題作が特に良かった。名のある武将よりも、その影に隠れた傭兵たちや鞠職人、そして武将となるには凡庸に生まれついてしまった御曹司……さすがに乗ってる作家、面白かった。

 川上未映子『ヘヴン』読了。

ヘヴン.jpg

 あれ? 前『乳と卵』を読んで、何かダメだ-、と思った記憶があったのに、ブログを探してもない。書きぶりが変わって、面白くなったなーと思ったのに、気のせいだったのかしら。陰惨な苛めシーンが続くのは気が滅入るけれど……。


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