スポーツと科学 [本]
東野圭吾『鳥人計画』読了。
ついこの間レジェンド葛西が41歳にして五輪でメダルを取るという快挙を成し遂げたばかりだが、今の日の丸飛行隊、みな個性豊かで年齢は様々でも人間的な魅力にあふれているように見える(会ったわけじゃないけれど)。というわけで、どんなスポーツでもてっぺんを目指すのは大変だけれど、その中で「自分」がなくなってしまったら、かつての旧東ドイツのように、闘うためのロボットを作るだけ工場システムのようになってしまう。ちょっとこの話、そういう意味で極端だけれど……何度もどんでん返しがあって楽しめるのは、この作家の魅力だけれど。あんまり入り込めなかったなあ。ウインター・スポーツをあまりやっていないせいかしら。
三沢陽一『致死量未満の殺人』読了。
第三回アガサ・クリスティー賞受賞作品。
確かにねえ、文体は大仰で好かん。人物のキャラ設定も、ちょっと類型的(特に嫌われる女)。だが、本格推理物としては、とても面白い。何度もあるどんでん返しもいい。もちろん、ありえないような設定だけれど、まあそれが本格推理というものだと思うし。
ついこの間レジェンド葛西が41歳にして五輪でメダルを取るという快挙を成し遂げたばかりだが、今の日の丸飛行隊、みな個性豊かで年齢は様々でも人間的な魅力にあふれているように見える(会ったわけじゃないけれど)。というわけで、どんなスポーツでもてっぺんを目指すのは大変だけれど、その中で「自分」がなくなってしまったら、かつての旧東ドイツのように、闘うためのロボットを作るだけ工場システムのようになってしまう。ちょっとこの話、そういう意味で極端だけれど……何度もどんでん返しがあって楽しめるのは、この作家の魅力だけれど。あんまり入り込めなかったなあ。ウインター・スポーツをあまりやっていないせいかしら。
三沢陽一『致死量未満の殺人』読了。
第三回アガサ・クリスティー賞受賞作品。
確かにねえ、文体は大仰で好かん。人物のキャラ設定も、ちょっと類型的(特に嫌われる女)。だが、本格推理物としては、とても面白い。何度もあるどんでん返しもいい。もちろん、ありえないような設定だけれど、まあそれが本格推理というものだと思うし。
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