雨の電車は本が読める

　電車の中で一気に三冊。横浜から千葉は、遠い……

　中村文則『去年の冬、きみと別れ』読了。

　すみません、頭が悪くて、何がなんだかさっぱりわからなかった。構造も、これがミステリなのかどうなのかも……なんだこりゃ。『掏摸』の時とは全然違うぞ。

　上原隆『雨にぬれても』読了。

　ルポルタージュの手法は確かに、いろいろある。これは、またなんというか……初めてだ。でも、なんか面白いし、読めちゃう。で、しかもこの人自身になんか興味がわくという不思議な読後感。後書きにあった、「沢木耕太郎は、ひたすら作者だけがカッコ良い印象が残る」というのは、なるほどー、っと思ってしまった。

　岡本さとる『居酒屋お夏』読了。

　かっこいいなあ。ニュータイプのヒロイン誕生。最近にない爽快感かもしれない。この主人公二人の素性は、今後明かされていくのだろうか。わくわく。

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タグ：岡本さとる 中村文則 上原隆 ルポルタージュ ミステリ 時代物 居酒屋お夏 雨にぬれても 去年の冬、きみと別れ