遺伝なのか [本]
窪島誠一郎『母ふたり』読了。
信濃デッサン館を作ったこの人も、すでに70歳を超えているのだな。いつしか自分が貰い子であることに気づいて父親探しを始め、見つけてみたらかの水上勉だったという驚きの結末だけれども……なんというか、やはり実父の遺伝子が強いというのかなんというか……育ての恩は重々感じながら(?)、この養父母の晩年に対する突き放し方は尋常じゃないように思う。こういう人の嫁は本当に大変だ。
高卒の水商売上がりでありながら芸術の道を志したのも父の血ならば、家族愛に対して妙に冷徹なのも父の血なのか。同じ立場になったことがないけれど、なんだかちょっときっつい人だなあ。
信濃デッサン館・無言館を作った趣旨には賛同するけれども。
信濃デッサン館を作ったこの人も、すでに70歳を超えているのだな。いつしか自分が貰い子であることに気づいて父親探しを始め、見つけてみたらかの水上勉だったという驚きの結末だけれども……なんというか、やはり実父の遺伝子が強いというのかなんというか……育ての恩は重々感じながら(?)、この養父母の晩年に対する突き放し方は尋常じゃないように思う。こういう人の嫁は本当に大変だ。
高卒の水商売上がりでありながら芸術の道を志したのも父の血ならば、家族愛に対して妙に冷徹なのも父の血なのか。同じ立場になったことがないけれど、なんだかちょっときっつい人だなあ。
信濃デッサン館・無言館を作った趣旨には賛同するけれども。
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