本読みの知らない世界 [本]
佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』読了。
本は人よりちょっとばかり多く読んでいるように思っていたけれど、ほんのちょっとの間だけ出版の業界にもいたけれど、文庫本の紙の色が出版社によってちょっとずつ違っているなんていうことまではぜーんぜん、知らなかった。しかも、恥ずかしながら、震災が起こるまで石巻にあれほどの製紙工場があるということも知らなかった。もう一つのプロジェクトXともいうべきノンフィクション。いいことも悪いことも書いてある。噂にあったように、やはり被災地では若干の略奪行為はあったのだな。だが、本の紙のために、一所懸命工場を立て直した人たちも確かにいたのだな。これもまた、最初から涙目になって読み切った本。
赤瀬川原平『老人力』読了。
うーん、ヤンゴンでカメラを忘れあたりは、自分でもだいぶすでに「老人力」がついてきたのだなあ、と実感。程よい老人力をつけていくのは悪いことじゃない、と前向きになれる本ではある。が、同時にまた若者が「若年寄」になっていく時代を斜に見た本でもある(ような、気がする)。
本は人よりちょっとばかり多く読んでいるように思っていたけれど、ほんのちょっとの間だけ出版の業界にもいたけれど、文庫本の紙の色が出版社によってちょっとずつ違っているなんていうことまではぜーんぜん、知らなかった。しかも、恥ずかしながら、震災が起こるまで石巻にあれほどの製紙工場があるということも知らなかった。もう一つのプロジェクトXともいうべきノンフィクション。いいことも悪いことも書いてある。噂にあったように、やはり被災地では若干の略奪行為はあったのだな。だが、本の紙のために、一所懸命工場を立て直した人たちも確かにいたのだな。これもまた、最初から涙目になって読み切った本。
赤瀬川原平『老人力』読了。
うーん、ヤンゴンでカメラを忘れあたりは、自分でもだいぶすでに「老人力」がついてきたのだなあ、と実感。程よい老人力をつけていくのは悪いことじゃない、と前向きになれる本ではある。が、同時にまた若者が「若年寄」になっていく時代を斜に見た本でもある(ような、気がする)。
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