移民社会 [映画]
アキ・カウリスマキ監督『ル・アーヴルの靴みがき』を観る。
大好きなカウリスマキ監督の久々の長編(?)映画。
いつもながら登場人物は泣き叫ぶわけでなし激昂するわけでなし、淡々とした表情で暮らしているのだけれど、しみじみと人のやさしさが伝わる話。CFの「心を磨けば、奇跡は起こる」というのが、最後まで見てじわーっと伝わってくる。つましい生活を送る市井の人々の温かさに心打たれる。ガボンから来た少年の役の子もの寂しげな目がまた、泣かせるんだな。
根本敬『物語 ビルマの歴史』読了。
ちゃんと行く前に読めよ、と自分で突っ込みながら読む。
ビルマ人にいろいろな顔があること、ミャンマーとビルマの違い、なんであんなにヤンゴンにインド系の人々がいたのかなど、読んでおけばちゃんとわかったじゃないかー。
作者はとてもまじめの方のようだけれども、こんな分厚い本を一気に読んだら退屈だろうと、いくつも本文の合間にコラムを挟んでくれていて、これが面白い。同じような言い回しのことわざがあっても、文化の違いで解釈は全然違ったりして。また、『ビルマの竪琴』が相当無理があるとか、日本人にとっての遺骨収集と、現地の人たちの考え方の違いとか、目からうろこなことが満載。
大好きなカウリスマキ監督の久々の長編(?)映画。
いつもながら登場人物は泣き叫ぶわけでなし激昂するわけでなし、淡々とした表情で暮らしているのだけれど、しみじみと人のやさしさが伝わる話。CFの「心を磨けば、奇跡は起こる」というのが、最後まで見てじわーっと伝わってくる。つましい生活を送る市井の人々の温かさに心打たれる。ガボンから来た少年の役の子もの寂しげな目がまた、泣かせるんだな。
根本敬『物語 ビルマの歴史』読了。
ちゃんと行く前に読めよ、と自分で突っ込みながら読む。
ビルマ人にいろいろな顔があること、ミャンマーとビルマの違い、なんであんなにヤンゴンにインド系の人々がいたのかなど、読んでおけばちゃんとわかったじゃないかー。
作者はとてもまじめの方のようだけれども、こんな分厚い本を一気に読んだら退屈だろうと、いくつも本文の合間にコラムを挟んでくれていて、これが面白い。同じような言い回しのことわざがあっても、文化の違いで解釈は全然違ったりして。また、『ビルマの竪琴』が相当無理があるとか、日本人にとっての遺骨収集と、現地の人たちの考え方の違いとか、目からうろこなことが満載。
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