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劇作家対談と「曲者」について [本]

 井上ひさし・平田オリザ『話し言葉の日本語』読了。

話し言葉の日本語.jpg

 え? 平田オリザって、そんなに若いの? 髪、白いのに……と思ったが、まあ早く老けちゃうような経験をいろいろとしてきた人のようでもある。新旧と言うほどではないけれど、劇作家による日本語論。とても面白くてぐいぐい読んだ。こまつ座、今でも見たい作品はたくさんあるのに、ちゃんとチェックしてないからなあ。

 安部龍太郎『葉隠物語』読了。

葉隠物語.jpg

 これもまた前に読んだ『等伯』同様、すっごく面白かった。だって、『葉隠』って、黒鉄ヒロシ版しかちゃんと読んでないし、佐賀鍋島藩と言えば化け猫騒動くらいの認識しかなかったんだもの……(バカだな)。ここにきて、「曲者」の真の意味、真価がわかって、またまた目から鱗だ! 丁寧に読めば読むほど味わいのある短編ばかり。そして、侍の世の移り変わりも。


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