洒脱 [本]
週末、けっこう電車に乗ったので、だいぶ読んでしまった。
杉浦日向子『東京イワシ頭』読了。
作者と一緒に取材に行く編集部の「ポアール・ムース」の呼び方に覚えはあるけれども、たぶん前篇を読んたことはない。「黒焼き」に始まり、「ストリップ」に終わったかな。このうち一つくらいは(美人写真を撮るスタジオ)しゃれで覚えがあるけれど、あとは基本的にやったことがないものばかり。あ、小さいときにマゴタロウムシならぬ赤まむしの粉を飲まされていたか。肌合いの合わないものばかりよくもこれだけこなしたと思うが、この文章の洒脱さにはどうにもこうにも田舎者がコメントできるようなものではない。本当に惜しい方を亡くしたものです。
平安寿子『こっちへお入り』読了。
素人落語教室にドはまり、というか、落語にはまった女性のお話。あくまでプロになろうとかそういうことじゃないけれど、これは……かつては興津要の古典落語を読破した血が騒がないこともない。でもねえ、難しいよねえ。
誉田哲也『吉原暗黒譚』読了。
誉田哲也のまた新しいジャンル。器用だなあ。ちゃんと時代物もこなせるんだなあ。
ただ、なんとなくオチは途中でわかっちゃった。そんなにミステリ仕立てにしたつもりはないのかもしれないけれども。
今野敏『流行作家は伊達じゃない』読了。
一度だけお会いしたことはあるが、まじめさがにじみ出るお人柄。あー、やっぱりこの方はまじめな方なんだなあ、とよくわかる半生記。とにかくガンガン毎日書く、ということの大切さもよく伝わる。なかなかできないんだよ、これが。
杉浦日向子『東京イワシ頭』読了。
作者と一緒に取材に行く編集部の「ポアール・ムース」の呼び方に覚えはあるけれども、たぶん前篇を読んたことはない。「黒焼き」に始まり、「ストリップ」に終わったかな。このうち一つくらいは(美人写真を撮るスタジオ)しゃれで覚えがあるけれど、あとは基本的にやったことがないものばかり。あ、小さいときにマゴタロウムシならぬ赤まむしの粉を飲まされていたか。肌合いの合わないものばかりよくもこれだけこなしたと思うが、この文章の洒脱さにはどうにもこうにも田舎者がコメントできるようなものではない。本当に惜しい方を亡くしたものです。
平安寿子『こっちへお入り』読了。
素人落語教室にドはまり、というか、落語にはまった女性のお話。あくまでプロになろうとかそういうことじゃないけれど、これは……かつては興津要の古典落語を読破した血が騒がないこともない。でもねえ、難しいよねえ。
誉田哲也『吉原暗黒譚』読了。
誉田哲也のまた新しいジャンル。器用だなあ。ちゃんと時代物もこなせるんだなあ。
ただ、なんとなくオチは途中でわかっちゃった。そんなにミステリ仕立てにしたつもりはないのかもしれないけれども。
今野敏『流行作家は伊達じゃない』読了。
一度だけお会いしたことはあるが、まじめさがにじみ出るお人柄。あー、やっぱりこの方はまじめな方なんだなあ、とよくわかる半生記。とにかくガンガン毎日書く、ということの大切さもよく伝わる。なかなかできないんだよ、これが。
コメント 0