マイノリティ

　東小雪・増原裕子『ふたりのママからきみたちへ』読了。

　ディズニーリゾートで二人ともウエディングドレスを着て結婚式を挙げたレズビアン・カップルによる、まだ見ぬ二人の子供に対する手紙ーーという体裁だが、実際はとてもとても子供向けなんて軽い内容ではないし、あえてこういう体裁でなくてもいいようにも思う。ただ、「まだ見ぬ子供」という幼い物へ語り掛ける文体をとることで、若くてまだ自分がわからない（自分の性向もわからない）人たちに、自分が（何かの拍子に）マイノリティになっても、強く生きて行け、というメッセージを伝えるというのが主眼と見た。国によっていろいろ法律での扱い方、考え方が違うことなど、勉強にもなったり。

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タグ：LGBT 東小雪 増原裕子 ふたりのママからきみたちへ

コメント 2

少し前、FaceBookで虹色のプロフィール写真が流行りました。
あれは、米国で同性愛者の結婚が許可されたお祝いらしいです。
そんな写真を見ると違和感を感じてしまいましたが・・・
そんな偏見があるうちは、まだダメですよね(^^ゞ
by kontenten (2015-08-01 16:01) 

kontentenさん
違和感があるのは仕方がないと思います。ただ、そういう人たちのことも知る努力はした方がいいのかな、とこの本を読んで思いました。
by あーる (2015-08-02 13:22)