買うべきだな

　南條竹則『吾輩は猫画家である　ルイス・ウェイン伝』読了。　　

　新書だけれど、ちょいと値が張る。が、これだけかわいい口絵が満載なら、図書館で借りて読んだけれども、そのうちまたニヤニヤ見返すために買うべきかもしれない。
　どこかで見ている絵柄だし、日本人の思う可愛さとはちょっとずれた感じはあるけれど、やはりここにも猫愛があふれている。最後は精神を病んでしまったルイス・ウェインだが、それでもやはり認めてくれる人たちが見守ってくれるなかで亡くなったのがせめてもの救い。

　稲葉真弓『海松』読了。

　正直、阿部薫と鈴木いずみのジャンキー夫婦をモデルに書いた『エンドレス・ワルツ』はあまり評価できなかったが、こちらはなんだか割とよい。しみじみと静かで、その中にある激しさにも共感できる部分あり。年齢的なものかしら。

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タグ：短編集 新書 稲葉真弓 海松 吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン 南條竹則