重圧ではないが [本]
佐野洋子『シズコさん』読了。
親のことは嫌いではない、少なくとも。ただ、友達のようにべったり仲良しか、べったりではなくとも仲良しか、といわれると、おそらく全然そうではない。また、親にけっこう厳しい口調で自分の意見が言えるか、それほどに距離が近いか、というと……全然、そうではない。
今になって、『親という重圧』みたいな本が出るほど、かつては親を嫌うことはモラル的に重罪だった気がする。虐待されたとかそういうことではないけれど。なんなんだろうなあ、親と子供の距離って。あの『百万回生きた猫』の意味を、もう一度問い直してしまう。
栗田有起『蟋蟀』読了。
何とも奇妙な味わいの、独特の短編。でも、なんだかこちらも、突拍子もないと思いながらも、すっと入っていける感情がある。どこかで共感で来ているんだな、きっと。
親のことは嫌いではない、少なくとも。ただ、友達のようにべったり仲良しか、べったりではなくとも仲良しか、といわれると、おそらく全然そうではない。また、親にけっこう厳しい口調で自分の意見が言えるか、それほどに距離が近いか、というと……全然、そうではない。
今になって、『親という重圧』みたいな本が出るほど、かつては親を嫌うことはモラル的に重罪だった気がする。虐待されたとかそういうことではないけれど。なんなんだろうなあ、親と子供の距離って。あの『百万回生きた猫』の意味を、もう一度問い直してしまう。
栗田有起『蟋蟀』読了。
何とも奇妙な味わいの、独特の短編。でも、なんだかこちらも、突拍子もないと思いながらも、すっと入っていける感情がある。どこかで共感で来ているんだな、きっと。
2015-10-06 22:55
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