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使用人文学って…… [本]

 ロジーナ・ハリソン『おだまり、ローズ:子爵夫人付きメイドの回想』読了。

おだまり、ローズ.jpg

 CFに「使用人文学の金字塔」と書いてあったように思うけれど、使用人文学って、そんなジャンルが……『アンクルトムの小屋』とか『日の名残り』とか、そういう感じかしら。
 作者はレディ・アスターというなんだかすごい貴婦人付きになって、ほぼ一生をその仕事に捧げた女性。戦前ならいざ知らず、どうも日本人には階級意識やら使用人と雇用者の上下関係やらは理解しにくいけれど、イギリスには(おそらく今も)厳然と残っているのでしょう、それが。しかしまあ、我慢することは山ほどあろうけれど、ある意味雇い主を尊敬し、痛快にやり込めることすらできるこの女性の機智と勇気と性格には脱帽。厚いけれども、これもどんどん読めてしまった。

 金巻とも子『犬・猫の子気持ちで住まいの工夫 ペットケアアドバイザー・一級建築士と考えよう』読了。

犬・猫の気持ちで住まいの工夫.jpg

 これからリフォームを考えようとする人などにはいいかもしれないし、大掛かりにやらなくても少しずつ試していけるアイディアが満載。イラストが可愛くて、読むだけでも楽しめる。あとは、やるかやらないか、だな。


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コメント 2

溺愛猫的女人

こんにちは

宝くじが当たったら「犬・猫の子気持ちで住まいの工夫」を参考にバリアフリーの家にしたいわ。

by 溺愛猫的女人 (2016-01-11 15:42) 

あーる

溺愛猫的女人さん
自宅もですが、猫カフェか何かを開くときにもインテリアの参考になりそうですよ。
by あーる (2016-01-11 16:32) 

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