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旅先で読了 [本]

 電車に乗って、すいすい読んでしまった4冊。

 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』読了。

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 なんとなく読めないわけではないけれど、長く読んで訳が分かったわけでもない。西洋人って、性欲強いなあぐらいの印象だけれど。面白いのかどうかももう一つ理解していない。映画でも見ればわかるのか?

 雨宮まみ『女子をこじらせて』読了。

女子をこじらせて.jpg

 先日40代の若さで亡くなったAVライターの彼女。どんだけの屈託があったのか、よくわかったけれど、本人の写真を見ればなかなかの美人なんだよなあ。ただ、「美人ライター」と呼ばれることすら、ちゃんと考えれば大きな歪みになる……書いてあることは一つ一つうなずけるのだけれど、こんなに自分が「女」であることと闘わなければならないとは……。にしても、自宅で事故死って……

 村松友視『猫に学ぶ老人術』読了。
猫に学ぶ老人術.jpg

 タイトルの内容は、最初の1~2本にアブサンのエピソードがあっただけなので、タイトル通りと受け取ると、肩透かし。いろいろなところに書かれたエッセイを集めているので、どうしても内容が重複してしまう。面白くないこともないけれども……。

 吉田健一『汽車旅の酒』読了。

汽車旅の酒.jpg

 ちょっと期待したのとは違うけれど、非常に上質なエッセイ。食べたり飲んだりしている旅も、非常に上質……と思ったら、作者は吉田茂元首相の息子であり、麻生太郎のおじさまなのであった。ケンブリッジに留学した文学者……ただ、そんな人が血を吐くまで飲んでいるのは非常に好感が持てるけれど。


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