これが、太宰? [本]
『太宰治全集7』読了。
以前井上ひさしの講演CDで紹介されていた太宰治の『惜別』が載っているというので、借りて読んだ。収録されているのは、『惜別』のほか『津軽』『浦島さん』などいろいろあったけれど、なんかどれもユーモアが適度にあって、「これが太宰?」みたいな感じ。思い込みかなあ。『惜別』は、魯迅との交流を小説に描いたものだったが、井上ひさしが紹介した部分は本の最後の一部だけ。でも、面白かった。そういう紹介などがないと、今更太宰なんてそんなに読まないし。
桐野夏生『抱く女』読了。
抱かれる女から抱く女へ、なんて戦いがあったんだなあ、って、いまだにあるか。連合赤軍時代の東京の女子大生が主人公なので、なんか懐かしい感じはあったが、我々の時代もそんな雰囲気は確かに引きずっていなくもなかったと思う。最後はちょっとしんみりしちゃったけど。どこかで見たと思ったら、カバーは草間先生か。
以前井上ひさしの講演CDで紹介されていた太宰治の『惜別』が載っているというので、借りて読んだ。収録されているのは、『惜別』のほか『津軽』『浦島さん』などいろいろあったけれど、なんかどれもユーモアが適度にあって、「これが太宰?」みたいな感じ。思い込みかなあ。『惜別』は、魯迅との交流を小説に描いたものだったが、井上ひさしが紹介した部分は本の最後の一部だけ。でも、面白かった。そういう紹介などがないと、今更太宰なんてそんなに読まないし。
桐野夏生『抱く女』読了。
抱かれる女から抱く女へ、なんて戦いがあったんだなあ、って、いまだにあるか。連合赤軍時代の東京の女子大生が主人公なので、なんか懐かしい感じはあったが、我々の時代もそんな雰囲気は確かに引きずっていなくもなかったと思う。最後はちょっとしんみりしちゃったけど。どこかで見たと思ったら、カバーは草間先生か。
コメント 0