ファンタジーノベルかな [本]
佐藤知哉『デンデラ』読了。
このジャンルは、ファンタジーかもしれないな。文体がちょっと面白い。タイトルは、遠野の姥捨ての場所・デンデラ野からとっているのだろうが、確かにあの場所に実際に行った時の、何とも言えずやばい雰囲気は継承されているように思う。「村」と闘い、羆と闘い、互いと闘い……割としんどい話なので、ファンタジーとして読まないと重いかも。しかし、これを映像化って、うまくいったのかしら。見たいような、見たくないような。
澤田瞳子『火定』読了。
奈良時代に天然痘と闘った人々。今でいう医療関係者を中心とした話だが、いつの世も闘いは同じだと思った。コロナも天然痘くらい見た目にもわかりやすい病気だったら、とも思うが……死に至る可能性のある病という意味では一緒か。それにしても、この作家は若冲のも面白かったし、最近お気に入り。
小暮夕紀子『タイガー理髪店心中』読了。
なんだろうなあ、このもの悲しさ。これは、この年齢にならなかったら理解のできなかった寂しさなのかもしれないなあ(作家の年齢を見ても納得)。表題作は林芙美子文学賞受賞。絶賛されたのはよくわかる。
このジャンルは、ファンタジーかもしれないな。文体がちょっと面白い。タイトルは、遠野の姥捨ての場所・デンデラ野からとっているのだろうが、確かにあの場所に実際に行った時の、何とも言えずやばい雰囲気は継承されているように思う。「村」と闘い、羆と闘い、互いと闘い……割としんどい話なので、ファンタジーとして読まないと重いかも。しかし、これを映像化って、うまくいったのかしら。見たいような、見たくないような。
澤田瞳子『火定』読了。
奈良時代に天然痘と闘った人々。今でいう医療関係者を中心とした話だが、いつの世も闘いは同じだと思った。コロナも天然痘くらい見た目にもわかりやすい病気だったら、とも思うが……死に至る可能性のある病という意味では一緒か。それにしても、この作家は若冲のも面白かったし、最近お気に入り。
小暮夕紀子『タイガー理髪店心中』読了。
なんだろうなあ、このもの悲しさ。これは、この年齢にならなかったら理解のできなかった寂しさなのかもしれないなあ(作家の年齢を見ても納得)。表題作は林芙美子文学賞受賞。絶賛されたのはよくわかる。
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