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家で読む3冊 [本]

 山田太一『月日の残像』読了。

月日の残像.jpg

 あまり有名な脚本家のエッセイ。浅草の大衆食堂の息子というが、都会の下町者にありがちな田舎門を見下した感じとか変な粋がり方が全くないので好感が持てる。読みたい本、見たい古いドラマなどたくさん出てきてしまったが、たいてい今amazonプライムでは見られないやつばかり。やっぱり、ちょっとひねったやつだとサブスクにはなかなかのっかっていないんだよな。

 竹内薫・黒澤弘光『心にグッとくる日本の古典』読了。

心にグッとくる日本の古典.jpg

 古典は好きでも嫌いでもなかったが、ついつい寝ていた教科の一つか。漢文は好きでもあり得意でもあったけれども。でも、この本を読むと授業の仕方一つで結構興味が持てそうだと気づかされる。冒頭の『梓弓』ですでに泣いてしまったり。どれも何となく授業で習ったのだけれど、ここで読んで改めて内容を考えた。

 中西なちお『トラネコボンボンの365日 世界一周 猫の旅: 明日はニャンの国? 猫といく冒険 』読了。

トラネコボンボン世界一周猫の旅.jpg


 こんな洒脱な絵をサラサラ―っとたくさん描けたら楽しいことだろうなあ、と思う。それぞれのアイディアにも猫の表情にも感心してしまう。


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溺愛猫的女人

授業で習うと面白さが半減する気がします。後で読んでえっ、こんな話だったの?と思うことがしばしば、「心にグッとくる日本の古典」借りて読んでみます。
by 溺愛猫的女人 (2021-01-16 14:20) 

あーる

溺愛猫的女人さん
古文の先生の情熱(?)は、私のようなあほ女子高生には伝わらず……お互い「興味ないでしょ」「ないない」みたいな授業じゃダメですね、やっぱり。でも、ちゃんと教えようとしたら結構時間のかかる内容だということも、この本を読んだらわかりました。おススメです。
by あーる (2021-01-17 01:07) 

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