甘いものもたまにはいいか [本]
ドリアン助川『あん』読了。
なんたって叫ぶ詩人の会で、金髪を逆立てていたイメージが強いので、色眼鏡をかけて見てしまうのだが、この作品は素直に面白かったし、感動した。瀬戸内の大島なんかに行ったのも関係しているのかもしれないけれど。ついつい図書館の帰りにどら焼きを買ったりして。映画にもなってんのね、すでに。
佐藤昇『不確かな血』読了。
日本育ちの中国残留孤児三世が自主的に黒竜江省の小学校に留学するという、まさにガソリンかぶって火に飛び込むようなすさまじさだが、メンタル強いなあ。80年代以後の若者で、こんなすごい子がいるとは思わなんだ。表現やファクトにちょっと危うい部分はあるが、23歳でこの立派な文章が書けるのはたいしたものだ。重いテーマだが、うなずきつつ読んだ。ただ、テーマ以上にこの本の本体の重さは何とかならないのか。ハードカバーでもないのにこの重さ。紙、良すぎないか?
なんたって叫ぶ詩人の会で、金髪を逆立てていたイメージが強いので、色眼鏡をかけて見てしまうのだが、この作品は素直に面白かったし、感動した。瀬戸内の大島なんかに行ったのも関係しているのかもしれないけれど。ついつい図書館の帰りにどら焼きを買ったりして。映画にもなってんのね、すでに。
佐藤昇『不確かな血』読了。
日本育ちの中国残留孤児三世が自主的に黒竜江省の小学校に留学するという、まさにガソリンかぶって火に飛び込むようなすさまじさだが、メンタル強いなあ。80年代以後の若者で、こんなすごい子がいるとは思わなんだ。表現やファクトにちょっと危うい部分はあるが、23歳でこの立派な文章が書けるのはたいしたものだ。重いテーマだが、うなずきつつ読んだ。ただ、テーマ以上にこの本の本体の重さは何とかならないのか。ハードカバーでもないのにこの重さ。紙、良すぎないか?
あん はだいぶ前に読みましたがいい本でした。映画もどこかでみたかな・
映画もよかったです。そんな差別があったのは、この本で知りました。
by あーちゃ (2021-01-21 09:47)
私もドリアン助川さんにちょっと抵抗があって読んでませんでした。あん、借ります。
by 溺愛猫的女人 (2021-01-21 11:45)
あーちゃさん
案外知られざる歴史なのかもしれませんね。知ってはいたのですが、瀬戸内国際芸術祭で島に渡ったときにようやく実感しました。
溺愛猫的女人さん
前に読んだ小説よりもだいぶ面白かったです。なんか本人の(見た目の?
?)キャラとは違うんだけど……
by あーる (2021-01-21 17:55)