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ずーっと読みたかった2冊 [本]

 大佛次郎『猫のいる日々』読了。

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 言わずと知れた鎌倉の歴史小説の大御所にして猫好きで知られる大佛先生のエッセイ・童話を集めている。これだけ載っているエッセイ集だと、いくつかはなんとなく内容がダブった文章を読ませられるものだが、ほぼないのに驚き。まあこんな人が住んでいらっしゃると思ったら、ついつい猫もらってほしくなるだろうなあ。シャム猫と雑種の子たちのことを書いている文章が特によかった。そうかー、『スイッチョねこ』は大佛先生だったんだ。なんか勘違いして別の大家だと思っていた。

 古谷敏『ウルトラマンになった男』読了。

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 初めてウルトラマンに入ったスーツアクター。東宝のニューフェイスに合格して当然ながら顔を出した役者にあこがれていた作者にやってきた最初のチャンスは、顔の出せないウルトラマン……最終的にはウルトラセブンでアマギ隊員として出られたけれど、その葛藤と苦労は察して余りある。実際、皮膚呼吸もできなそうな昔のスーツで大汗かいて、げーげー吐きながらやっていたみたいだし。25歳で役者に見切りをつけて別の道を歩まれているが、作者と周りの人たちのやさしさ・人柄に感動する。それにしても、毒蝮、いい人だなあ。


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溺愛猫的女人

『ザリガニの鳴くところ』を予約したらなんと100人待ちでした。人気の本だったんですね。
猫のいる日々は以前読んだような、また借りて読もうかな。
『ウルトラマンになった男』面白そうです!
by 溺愛猫的女人 (2021-03-26 23:24) 

あーる

溺愛猫的女人さん
スーツアクターはある意味残酷物語ですね……顔は出ないし、ハードだし。でも、子供たちの声に励まされて続けたというエピソードなど、いろいろ感動的です。『ザリガニ……』私もかなり待ちましたよ。
by あーる (2021-03-27 07:35) 

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