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台湾文学 [本]

 呉 明益 (著), 天野 健太郎 (翻訳) 『自転車泥棒』読了。

自転車泥棒.jpg

 幸福印の一台の自転車からたどっていった記憶……そしてあの銀輪部隊へ。決して歴史小説ではなく、幻想文学だが、漢民族と先住民、そして日本人たちの織り成す微妙な人間模様に心惹かれる。とても面白い小説だが、この素晴らしい小説を日本語にした翻訳者の急逝は本当に悔やまれる。台湾語って難しいと思うんだけど(現代中国語の辞書に載ってない言葉がいっぱいあると思うし)。
 

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コメント 2

溺愛猫的女人

リングサイド、とても面白かったです。こちらも読んでみます。
by 溺愛猫的女人 (2021-07-17 15:57) 

あーる

溺愛猫的女人さん
こちらはまたかなり雰囲気が違い、長編です。『リングサイド』の作者さんの師匠です。
by あーる (2021-07-17 16:07) 

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