流れ星 [本]
沢木耕太郎『流星ひとつ』読了。
聞き手の沢木耕太郎が31歳、受けた藤圭子が28歳というときのインタビュー記録。二人の会話だけで進行しているが、まさかそこから30年以上もたつまで出版されずにいたとは……人形のようにきれいな顔をした演歌歌手の大変な潔癖さとそのために(?)味わっている生きづらさがものすごく強く伝わってきて、辛い。どうもこのインタビューを読むと、歌う歌への思い入れは極めて薄く見えるけれども(好き嫌いはあっても)、それであんな歌声が出るんだからすごいよなあ、と思ってしまう。幼いころの不幸も含め、こういうまじめな天才は生きていくのがつらいのかも。なんか、あとがきまで読んでジーンとしてしまった。
聞き手の沢木耕太郎が31歳、受けた藤圭子が28歳というときのインタビュー記録。二人の会話だけで進行しているが、まさかそこから30年以上もたつまで出版されずにいたとは……人形のようにきれいな顔をした演歌歌手の大変な潔癖さとそのために(?)味わっている生きづらさがものすごく強く伝わってきて、辛い。どうもこのインタビューを読むと、歌う歌への思い入れは極めて薄く見えるけれども(好き嫌いはあっても)、それであんな歌声が出るんだからすごいよなあ、と思ってしまう。幼いころの不幸も含め、こういうまじめな天才は生きていくのがつらいのかも。なんか、あとがきまで読んでジーンとしてしまった。
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