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傑作というけれど [本]

 ボストン・テラン『神は銃弾』読了。

神は銃弾.jpg

 分厚いうえにものすごく読みにくくて、なんとかかんとかラストまでたどり着いたけれど、感想としては「なんじゃ、こりゃ」。原文のせいなのか翻訳のせいなのかわからないが、とにかく読みづらい。そのうえ、かつて見た「アメリカンバイオレンス」を彷彿とさせるひたすら暴力の連鎖、そして、カルト。リピはしないかな。ほかの作品は面白いっていう人もいるけど……この文体はちょっとなあ。

 桜木紫乃『光まで5分』読了。

光まで5分.jpg

 いつもの舞台?である北海道から離れ、光まぶしいはずの沖縄に移しても、やはり陰鬱……どうにもこうにも歯がゆいほどに救いのない話だが、小説としては読ませられてしまうのが、作家のチカラかも。


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