電車でもりもり読んだ本 [本]
ピーター・トレメイン『修道女フィデルマの采配』読了。
アイルランドの王族の娘にして司法的にかなり高位の資格を持った修道女というなかなかにして複雑な(日本人からすると)感じのスーパー・ヒロインではあるが、なんというか、キャラが人間味にあふれ、親しみやすいことから楽しく読める。胸のすくような推理と裁定が気持ちいい。ただどうしても注釈は多くなるよなあ。
ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェア』(上・下)読了。
いつもながら面白い! 今回はアメリアもライムも相当なピンチだったが……犯人と思しき少年のキャラや、無理やりライムの助手に駆り出された海洋学を学ぶ学生さんがなかなかいい味を出していた。また当分はこのシリーズ、読むかな。
辻村深月『ツナグ』読了。
映画化しているようだが、見ていない。いったい、死んだ人一人に会えるとしたら自分はどうするか、そして、誰に選ばれるか……知りたいような、怖いような。
アイルランドの王族の娘にして司法的にかなり高位の資格を持った修道女というなかなかにして複雑な(日本人からすると)感じのスーパー・ヒロインではあるが、なんというか、キャラが人間味にあふれ、親しみやすいことから楽しく読める。胸のすくような推理と裁定が気持ちいい。ただどうしても注釈は多くなるよなあ。
ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェア』(上・下)読了。
いつもながら面白い! 今回はアメリアもライムも相当なピンチだったが……犯人と思しき少年のキャラや、無理やりライムの助手に駆り出された海洋学を学ぶ学生さんがなかなかいい味を出していた。また当分はこのシリーズ、読むかな。
辻村深月『ツナグ』読了。
映画化しているようだが、見ていない。いったい、死んだ人一人に会えるとしたら自分はどうするか、そして、誰に選ばれるか……知りたいような、怖いような。
あーるさんはいろんな分野を読まれてすごい。
by 溺愛猫的女人 (2022-07-27 18:27)
溺愛猫的女人さん
ここにある3冊の共通点は、「文庫本」です。旅にはハードカバーはつらい。
by あーる (2022-07-28 07:58)
あ~見つけた。ここがどストライクだったんで^^
フィデルマは好きでずっと読んでます。歴史ミステリ好きで~。
古代のアイルランドという変わった時代設定、当時の社会が法律的に実は進んでいて女性も高位の仕事に就けたという誇りを込めて作られていますね。
水戸黄門の印籠みたいなのをいくつも持ってるヒロインで~賢さが一番なんだけど、出会う男たちは「たかが尼さん」とか「若い女に何が出来る」とかみんな最初はばかにしてくるのがおかしい^^;
ディーヴァーはホントに大プロのエンタメ作家^^
「ツナグ」はシンプルだけど何かひんやりした感覚を不思議に思いながら味わって読みました。
今となっては、親しい人を何度も見送ったため、かえって会いたいとかは思わないなあ…?
by sana (2022-08-11 20:44)
sanaさん
フィデルマ、初めて読んだのですが、爽快感がありますよね。アイルランドの女性は今でこそ男性と平等な地位を手にしているけれども、かなり最近まで「男尊女卑」にあえいでいたという……そのあたりの事情もあって、「お姫様」で「法律家」で、言いたいことをズバッと言える主人公が支持されているのかな、とも思います。
ディーヴァー、面白いですよねー。これはかなり続けて読んでしまいそう。
「ツナグ」は不思議な読後感でした。見送った人たち、会いたいような会いたくないような……一人だけ、というのはやはり究極の選択ですよね。
by あーる (2022-08-12 09:16)