愛知・岐阜の旅 ーその3 明知鉄道枡酒列車ー [旅行]
さて、瀬戸市で招き猫祭りを堪能し、ちっちゃい招き猫なんかを買って楽しく尾張瀬戸から名鉄に乗り、愛知環状鉄道瀬戸市駅に戻ったのですが、そこでスケジュールを確認して恐ろしいことに気づきました。
私はこの日はそれから愛知環状鉄道で高蔵寺に行き、そこから中央本線に乗り換えて恵那に行って、12:25発の明知鉄道の企画列車に乗り込むはずだったのですが、どうやっても恵那到着が12:29になってしまうのです! ええええええ!? どこで間違ったのー??
愕然とし、瀬戸市で電車を待つ間に、とにかく明知鉄道に電話しました。
あ「すみません! 計算違いでどうしても29分到着になってしまうのですが……」
明「うーん……必ず、29分には着きますね?」
ということで、アテンダントさんに確認していただいたところ、
明「お受けいたしましょう!! もし29分に着けなくなったらすぐにお電話ください」
あ「ありがとうございますー!!」
明「恵那駅で停車してお待ちしていますので、JRからダッシュして乗り込んでください」
あ「はい! 必ずや!!」
というわけで、恵那駅に着くと、すべての荷物を抱えてホームの階段を駆け上がり駆け下りて、明知鉄道へ。久々にこんなスピードで走ったわい。
この日私が予約していたのは、明知鉄道の「枡酒列車」です。始発の恵那から終点明智までの54分間、沿線の岩村酒造のお酒が4種類以上も飲み放題という至福の企画です。列車に飛び込んだら、皆さんもう乾杯されていてほろ酔い気分だったので、幸い誰にも怒られず。よかったー!!
お客さんはリピーターの方も結構いるみたいで、何故か全体的に高齢者が多い(若い女性3人組もいるにはいましたが)。女性のアテンダントさんが呼ばれるとお酒を注いで回るのですが、「○○さん、今日はちゃんと降りられるように、飲みすぎないでね」なんて声をかけられている。飲んだお酒は、「女城主」という銘柄が主だったのですが、どれもとてもおいしかったです。ひと通り、2杯くらいずつもらっちゃった。いい気分。
途中アテンダントさんが、「皆様、私事ではございますが、進行方向右側の車窓をご覧くださいませ」なんて言うので見てみたら、体操服の女の子が手を振りながら走っていました。「うちの娘が手を振っております。中学二年になりました。皆様、どうぞ手を振り返してください」てなもんで、みんなで手を振ったりして、実にのんびりした楽しい列車の旅でした。
お酒なんか飲んでいると50分はあっという間で、列車はどんどん山奥に入っていき、終点明智に着いてしまいました。
まずは宿泊先の「さつき旅館」に荷物を置かせていただいて、街歩きに出かけます。
大正村は明治村と違って、皆さんの暮らす街中に大正時代の建物が点在しています。「鬼滅の刃」は大正時代が舞台だったし、もうちょっと人が来ているかと思ったら、そうでもないな。でも古い街並みを歩くのは楽しい。ちなみに大正村、初代村長は高峰秀子、二代目は司葉子、三代目(現職)は竹下景子とのこと。皆地元の女優さんです。
お昼ご飯に折詰を食べたにもかかわらず、こんなお店を見つけて入ってしまいました。ごく普通の民家の下がカフェーになっていて、従業員もお客さん(昼間からカウンターでビール飲んでいるおじいさん)も皆高齢者ばかり。名物だってえからハヤシライスを食べました。
大正村歩き、山なのでまずまず涼しいのですが、アップダウンが多くて、足に来ました。せっかく明智鉄道の一日乗車券をもらっているので、少し恵那のほうに戻って花白温泉へ。
また電車で明智に戻り、宿でお夕飯が食べられる場所を聞きました。「居酒屋ほたる」が近いというので、行ってみます。看板に「ジビエ」の文字あり。ほほう、山に来たからにはいただきましょうか。
「鹿肉があります。グラム1500円」というので、200gをお料理していただきました。白木のカウンターがキレイとはいえ、本当に小さいごく普通の居酒屋で、私が入ったときには地元のお客さんらしい大入道が一人、「あの店は今はフィリピン人ばっかりだ」「あそこの娘はもう高校入ったってよ」とか超ローカルな話をずーっとしているので、うるっせえなあと思っていましたが、出てきた料理は……
どれもおいしい! キレイ! びっくりでした。合わせた日本酒「鯨波」もおいしかったし(まだ飲んだのか)。
これでお会計、3,000円台でした。うそぉ。いやー、おいしかった。お店を出ると外は真っ暗でしたが、昼間ハヤシライスを食べたカフェーからは年寄りの元気なカラオケが聞こえていました。
つづく。
私はこの日はそれから愛知環状鉄道で高蔵寺に行き、そこから中央本線に乗り換えて恵那に行って、12:25発の明知鉄道の企画列車に乗り込むはずだったのですが、どうやっても恵那到着が12:29になってしまうのです! ええええええ!? どこで間違ったのー??
愕然とし、瀬戸市で電車を待つ間に、とにかく明知鉄道に電話しました。
あ「すみません! 計算違いでどうしても29分到着になってしまうのですが……」
明「うーん……必ず、29分には着きますね?」
ということで、アテンダントさんに確認していただいたところ、
明「お受けいたしましょう!! もし29分に着けなくなったらすぐにお電話ください」
あ「ありがとうございますー!!」
明「恵那駅で停車してお待ちしていますので、JRからダッシュして乗り込んでください」
あ「はい! 必ずや!!」
というわけで、恵那駅に着くと、すべての荷物を抱えてホームの階段を駆け上がり駆け下りて、明知鉄道へ。久々にこんなスピードで走ったわい。
この日私が予約していたのは、明知鉄道の「枡酒列車」です。始発の恵那から終点明智までの54分間、沿線の岩村酒造のお酒が4種類以上も飲み放題という至福の企画です。列車に飛び込んだら、皆さんもう乾杯されていてほろ酔い気分だったので、幸い誰にも怒られず。よかったー!!
折詰付きです。これがまた美味しいし、舐めるお塩なんかがついているのも気が利いている
女城主シリーズなど。店頭では売っていないのもあります
わいわい
ぐびぐび
お客さんはリピーターの方も結構いるみたいで、何故か全体的に高齢者が多い(若い女性3人組もいるにはいましたが)。女性のアテンダントさんが呼ばれるとお酒を注いで回るのですが、「○○さん、今日はちゃんと降りられるように、飲みすぎないでね」なんて声をかけられている。飲んだお酒は、「女城主」という銘柄が主だったのですが、どれもとてもおいしかったです。ひと通り、2杯くらいずつもらっちゃった。いい気分。
途中アテンダントさんが、「皆様、私事ではございますが、進行方向右側の車窓をご覧くださいませ」なんて言うので見てみたら、体操服の女の子が手を振りながら走っていました。「うちの娘が手を振っております。中学二年になりました。皆様、どうぞ手を振り返してください」てなもんで、みんなで手を振ったりして、実にのんびりした楽しい列車の旅でした。
お酒なんか飲んでいると50分はあっという間で、列車はどんどん山奥に入っていき、終点明智に着いてしまいました。
写真忘れちゃったけど、小さな駅舎でした
鉄印ゲット
枡は持ち帰れます
まずは宿泊先の「さつき旅館」に荷物を置かせていただいて、街歩きに出かけます。
駅から徒歩9分。古いですが、おじさんが親切でした
大正村は明治村と違って、皆さんの暮らす街中に大正時代の建物が点在しています。「鬼滅の刃」は大正時代が舞台だったし、もうちょっと人が来ているかと思ったら、そうでもないな。でも古い街並みを歩くのは楽しい。ちなみに大正村、初代村長は高峰秀子、二代目は司葉子、三代目(現職)は竹下景子とのこと。皆地元の女優さんです。
あったなあ、フルムーン
お昼ご飯に折詰を食べたにもかかわらず、こんなお店を見つけて入ってしまいました。ごく普通の民家の下がカフェーになっていて、従業員もお客さん(昼間からカウンターでビール飲んでいるおじいさん)も皆高齢者ばかり。名物だってえからハヤシライスを食べました。
家で市販のルーで作れそうな味ですが、まあ、普通にうまい。
大正村歩き、山なのでまずまず涼しいのですが、アップダウンが多くて、足に来ました。せっかく明智鉄道の一日乗車券をもらっているので、少し恵那のほうに戻って花白温泉へ。
何もないところでしたが、お湯が気持ちよかったです。
また電車で明智に戻り、宿でお夕飯が食べられる場所を聞きました。「居酒屋ほたる」が近いというので、行ってみます。看板に「ジビエ」の文字あり。ほほう、山に来たからにはいただきましょうか。
「鹿肉があります。グラム1500円」というので、200gをお料理していただきました。白木のカウンターがキレイとはいえ、本当に小さいごく普通の居酒屋で、私が入ったときには地元のお客さんらしい大入道が一人、「あの店は今はフィリピン人ばっかりだ」「あそこの娘はもう高校入ったってよ」とか超ローカルな話をずーっとしているので、うるっせえなあと思っていましたが、出てきた料理は……
鹿肉のカツ
ブルーベリーソース和え
お寿司仕立て
どれもおいしい! キレイ! びっくりでした。合わせた日本酒「鯨波」もおいしかったし(まだ飲んだのか)。
これでお会計、3,000円台でした。うそぉ。いやー、おいしかった。お店を出ると外は真っ暗でしたが、昼間ハヤシライスを食べたカフェーからは年寄りの元気なカラオケが聞こえていました。
次の間付きの広いお部屋で就寝です
つづく。
2022-09-30 15:35
nice!(12)
コメント(10)
美味しいお酒とお弁当に間に合って良かったですね
走るのわかりますよ
さぞかし美味しかったでしょう
大正時代にどっぷり 温泉にも浸かって良い旅でしたね
秋だから私も旅に行きたいです。
by kiyotan (2022-10-01 17:57)
kiyotanさん
厳密にいうと間に合ってはいないというか……でも、待っていてくれて本当によかったです。貴重な機会を逃すところでした。秋、今年はどどーっと人が動きだしそうですね。
by あーる (2022-10-01 19:34)
待っててくださったなんて優しい! 本当に良かったですね。
枡がいいなぁ(*^^*)
by 溺愛猫的女人 (2022-10-03 12:32)
溺愛猫的女人さん
29分に間に合わなければ、折詰と切符だけくれるということになっていたようです。間に合ってよかったー。
by あーる (2022-10-03 14:12)
ずいぶんと親切なんですね~。待っていてくれるなんて。
by ChatBleu (2022-10-03 18:55)
ChatBleuさん
地方のローカル線の企画列車だからできたことだと思います。山手線だったら駅員にブチ切れられますよね。
by あーる (2022-10-04 00:03)
佳かったですね・・・まさに日頃の行いですね(^_-)
by kontenten (2022-10-04 20:09)
kontentenさん
なんか、いろいろと嬉しかったです。お酒もジビエも。
by あーる (2022-10-04 23:03)
ちょっとしたスケジュールの手違い、しまった~!!って思うことありますよね。
でも、日本の電車は時刻が正確なので、まだ救いがあると思います。
岩村酒造のお酒が4種類以上も飲み放題、ってすごいですね。
大正村、もう少し鬼滅の世界観でアピールすれば、人が来ると思いますけどね。
by JUNJUN (2022-10-06 08:33)
JUNJUNさん
些細なミスですが、命取りにならなくてよかったです。まさか電車が待ってくれるとは。大正村、どうもすでに勝負を投げているような感じがします。大正時代の都会ならともかく、田舎の街並みだからなあ。雰囲気は好きですが。
by あーる (2022-10-07 11:00)