慌ただしい週末…まずは土曜日

　久々に週末は帰省です。いつものごとく、金曜日の24時、町の角からステキなバスが出る……で、早朝6時半に仙台着です。

こんな時間でも開いている店

この店は、この盛りでご飯は「ミニ盛り」といいます

仙台の紫陽花は、まだこんなもん

朝はけっこうな量の雨が降っていました

　今回の帰省、目的はいつもの母の施設見舞いのほか、この2月に生まれた従姉の初孫のお顔を見ることと……

先月末全線復旧した仙石線に乗ること

　まともに仙台⇒石巻を仙石線で行くと、1時間半ほどもかかるのですが、このたび改行した仙石東北ラインだと最短52分で行けます。せっかくなのでフルで各停に乗りましたが（ヒマ……）。GWに田代島に行ったときにはまだ途中をBRTでつないでいたのですが、その区間もちゃんと新しい駅が曲がりなりにもできていて、よかった、よかった。

石巻の街はやはりこんなキャラであふれていますが

3.11の後放りっぱなしの建物もまだあります

「石ノ森萬画館」、なんだか改装中でした

お馴染トキワ荘のリアル模型もある

へー、こんなとこまで来るんだねえ

　田代島行きの時には素通りしてしまったのですが、今回は企画展も魅力的なので、行ってみることにしました。

いらっしゃあい（カネゴン）

これがまた、すごくよかった！

ついついグッズもたくさん買ってしまうほどに！

カフェで食べたウルトラマンソフト（300円）

　開田裕治氏のイラストは、何とも味があって……仮面ライダーのもいいのですが、やっぱりウルトラマンや怪獣の絵の方が好きだったかな。ウルトラマン、国産の方もレオ、アストラ以降になるとよくわからないのですが、まさかアメリカでも作られていたとは思いませんでした。「ウルトラマン　パワード」とかいって、体型がもりもり筋肉外国人。やっぱり、体型も変わるんだなあ。

いろいろな漫画家さんからの色紙展示コーナー

　萬画館ももちろん3.11では大変な目にあったのですが、その時に支援をしてくれた漫画家の皆さんから励ましの色紙が山のように展示されていました。

石ノ森先生の手と（割と小さかった）

ほかの漫画家さんたちの手形もあります

今回の企画展に合わせてスタンプラリーがあって

街中回って集める私

だってスタンプのクオリティー、高いんだもん

ご褒美に缶バッジをもらえます。選んだのはエレキング

お昼は海鮮丼

　午前中南三陸でボランティアをやっていた弟と石巻駅前で合流し、母の施設見舞いへ。ちょっとお茶してお菓子を食べるひととき。この日は割合話が通じました。お茶もちゃんと自分で飲めたし。
　その後は従姉のお孫さんとご対面に。

おっかなびっくり抱っこする弟（この後、ちょっと泣かれました）

　赤ちゃんの顔は、この後どうなるかわからんし、出してもいいよね。お嬢さんなのですが、今のところ男前感が強い（お父さん似）。
　この後、伯母のところにさっと顔を出して、新幹線で引き上げでした。朝からよく動いたけど、一応帰省目的は全部達成です。　

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洒脱

　週末、けっこう電車に乗ったので、だいぶ読んでしまった。
　杉浦日向子『東京イワシ頭』読了。

　
　作者と一緒に取材に行く編集部の「ポアール・ムース」の呼び方に覚えはあるけれども、たぶん前篇を読んたことはない。「黒焼き」に始まり、「ストリップ」に終わったかな。このうち一つくらいは（美人写真を撮るスタジオ）しゃれで覚えがあるけれど、あとは基本的にやったことがないものばかり。あ、小さいときにマゴタロウムシならぬ赤まむしの粉を飲まされていたか。肌合いの合わないものばかりよくもこれだけこなしたと思うが、この文章の洒脱さにはどうにもこうにも田舎者がコメントできるようなものではない。本当に惜しい方を亡くしたものです。

　平安寿子『こっちへお入り』読了。

　素人落語教室にﾄﾞはまり、というか、落語にはまった女性のお話。あくまでプロになろうとかそういうことじゃないけれど、これは……かつては興津要の古典落語を読破した血が騒がないこともない。でもねえ、難しいよねえ。

　誉田哲也『吉原暗黒譚』読了。

　誉田哲也のまた新しいジャンル。器用だなあ。ちゃんと時代物もこなせるんだなあ。
　ただ、なんとなくオチは途中でわかっちゃった。そんなにミステリ仕立てにしたつもりはないのかもしれないけれども。

　今野敏『流行作家は伊達じゃない』読了。

　一度だけお会いしたことはあるが、まじめさがにじみ出るお人柄。あー、やっぱりこの方はまじめな方なんだなあ、とよくわかる半生記。とにかくガンガン毎日書く、ということの大切さもよく伝わる。なかなかできないんだよ、これが。

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