青春18きっぷ夏の陣2015 第二弾……西へ2日目 [旅行]
早朝のゲストハウスのリビングとキッチン
朝ご近所を散歩したら出会った黒猫ちゃん
改装中のゲストハウスの屋上にて
屋上から見た風景
おおー、なんかかつてインドとかネパールとかで泊ったゲストハウスの雰囲気にそっくりだ。いいね、いいね……と、盛り上がってセルフタイマーで自撮りしてしまいました。
この後ゲストハウスを出て、和歌山駅のコインロッカーに荷物を預け、身軽になるといよいよあの、和歌山電鉄貴志川線へ!!
JRと入口は同じなのですが……
お!
おおおお!
いやがうえにも高まる期待!!
本数は多くはないけれど……
たま電、キタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!
このあたり、興奮して撮りまくっています
ゲストハウスの寄せ書きにも、香港人の「萌、萌、萌~!!」みたいなのがあったのですが、なんか気持ちわかる~。とにかくすべてがラブリーなのです。
ところで、これは8時台の電車で、私のほかに乗っているのは、みんな普通に通勤通学に使っている人ばかり。でっかい部活バッグを持った高校生みたいなのが冷静に座っていて、我に返るとちょっと恥ずかしい。ついつい興奮してシャッター切りまくりでしたが、このたま電は途中駅の伊太祈曽どまり。しかも二代目たま駅長様のご出勤時間は10時とのことで、一度冷静になろうと、逆方向の電車に乗りなおしました。
これがノーマルタイプの電車です
日前宮前という駅で降りて、花山温泉まで歩きました。15分くらいかなあ。
なんてことない温泉ですが
関西最強だというし
撮れるのはここまでかな
水槽でザリガニ飼ってた
茶色くて底の見えないような温泉でしたが、いいお湯でした。40度、42度など温度が違うお湯がいくつもあります。
源泉は26度ということで、浸かるとちょっとひんやりするのですが、最後にこれに使ったおかげで帰り道はあまり汗をかかずに済んだような。
駅近くの神社。由緒あるところらしいけれど、今回はパス!
さて、日前宮駅から再度下り電車に乗り込み、今度はちゃんと終点の貴志駅まで行きました。
かわいい駅舎
寝そべってお迎えの二代目たま駅長様
この電車、海外でも人気が高いらしく、香港人やタイ人(?)の家族連れがけっこうたくさん見に来ています。その子供たちはちゃんとおとなしくしているのに、日本のバ★ガキが「わ~! 猫ちゃんだ~!」と言ってガラスをバンバン叩きやがった。危うく頭をぶん殴りそうになりましたが、「ダメダメ! 猫ちゃんびっくりするでしょう!」と極力優しく声をかけながら叩いた手をビシバシ払いのけてやったら、相当ビビってました。親も慌てて、「ダメダメ!」なんて遅ればせながら声をかけていましたが、こういうケダモノは首輪付けといてほしい。泣かすぞ、こら。
カフェで「たまシューセット」をいただきました
初代の輝かしい業績がしのばれる賞状の数々
凛々しい生前のお姿
死してなお大明神として祀られています
帰りは「おもちゃ電車」バージョンに乗りました
今回は乗るチャンスのなかった「いちご電車」
貴志川線、本当はまだまだ見どころはあるのだと思いますが、とにかく今回は堪能させてもらいました! いちご狩りの季節なんかが本当はいいのかもしれません。
和歌山からは長旅なので、まずは駅で腹ごしらえ。
和歌山ラーメン(丸美屋)。なれずしには腹いっぱいで手が出ず
駅前に変なゆるキャラがたたずんでいました
今回は湖西線回り。琵琶湖を眺めつつ電車に乗って
まずはここまで来ましたが
ホームには……
こ、こえーよ
福井は繁華街近くのビジネスホテルに泊まって、片町の居酒屋で夕食。「酒菜魚しまだ」というところに行きました。雰囲気は良かったんだけど、カウンターの中の木の札のお品書きに「値段がかかれていない」のと、カウンターの隣で飲んでいたおやじが「社長」と呼ばれていたのに、若干ビビる。結果として普通のお値段だったし、お料理もとてもおいしかったのですが……こわいじゃん。一応カードが使えるのは確かめて注文しましたが。
お酒は「常山」(純米)というのにしました
突き出しの白ウリみたいのが面白い食感で美味しかったし、おすすめの梅貝のお作り、甘鯛の焼いたのもナイス。最後には「サービス」と言って、すごくおいしいポテトサラダも出してくれました。いつもの通り好きなお酒を3合も飲んで引き上げるつもりが、隣のおやじが熱燗を勧めてきやがってちょっと飲みすぎました。居酒屋の女主人(若い!)に、「社長、飲みすぎ!」と時折キョーレツに怒られていましたが。
今日は、乗りました。和歌山⇒大阪⇒湖西線回り⇒敦賀⇒福井で、4,750円。ただもう琵琶湖を眺めてぼけーっと電車に乗るのも楽しいものです。本読んだり、居眠りしたり。
つづく。
これも列車旅 [映画]
エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ監督『明日へのチケット』を観る。
ローマに向かう列車の中で起こる、いろいろな国の人たちとアルバニアからの難民の家族の触れ合い等を描いたオムニバス作品。ちょっと腑に落ちないこともあるけれど、いい話なんだよなあ。たぶん、キアロスタミで追っかけて借りたんだと思う。覚えてないけど。イタリア語って確かにフランス語ほど気障っぽくなくて、スペイン語ほど激しくなくて、美しい感じはある。わかんないけど。
ローマに向かう列車の中で起こる、いろいろな国の人たちとアルバニアからの難民の家族の触れ合い等を描いたオムニバス作品。ちょっと腑に落ちないこともあるけれど、いい話なんだよなあ。たぶん、キアロスタミで追っかけて借りたんだと思う。覚えてないけど。イタリア語って確かにフランス語ほど気障っぽくなくて、スペイン語ほど激しくなくて、美しい感じはある。わかんないけど。
青春18きっぷ夏の陣2015 第二弾……西へ0~1日目 [旅行]
おねえさん、またお出かけですね(レ)
恒例の青春18きっぷだけど、まだ3日分あるからね
もしかすると、旅行ジャンキーなんじゃないの?(レ)
そんな状態になっているレオン君に言われちゃうとはねえ……
というわけで、金曜日に代休を取ったおねえさん、木曜日の夜からこそこそお出かけです。
今回、うかつにもムーンライトながらが走っていない日に出発……ということで、行きはズルして深夜バスに乗ります。本数が多い路線なので、そんなに高くないし。深夜23:20に横浜を出発し……
着いたところは、ペンギンもはんなりと
わかりやすいな
このバス、最終目的地が大阪だったのですが、途中変な鴨川のほとりで5時半に降ろされるという妙なバス。朝であんまり暑くないし、駅までの道も平坦でブラブラ歩けばまあいいのですが……時間もつぶせるし。コンビニでおにぎりとお茶を買って、京都駅前でモソモソ食べて、7時を待ちます。
7時になると、ここが開くのです
なんか改装されてきれいになったような気がするな。風呂を浴びて歯を磨いて、すがすがしい気分でまず向かったのは……
京都市立美術館
東京では行く勇気がなかった人気の展覧会が巡回しています
こちらもガラガラではないけれど……
でもねえ、国立新美術館や上野よりはだいぶましだと思う。いっぺんに2つも見るとちょっと疲れますが、でもやっぱり面白かった! そして京都駅に戻って……
さあ、始まりです
まずは、京都⇒灘です。ここは大した時間はかかりません
今回の旅を企画したのは、会社でもらった『舟越桂 私のスフィンクス』が兵庫県立美術館開催だったから、という単純なもの。そのうえ、東京で見たかった展示が京都に回っているのもわかったので、これもついでに見られればいいなあ、と。
ここは安藤忠雄先生設計だったのか
舟越桂、面白かった。かなり近づいて見られるので、迫力がある。彫刻を間近で見ちゃうと、ポストカードやら図録やら、やはり2次元のものは全然力不足で、欲しくならない。
その後、せっかく灘駅まで来たので、駅の反対側にある横尾忠則現代美術館へ。ここは、『続・Y字路』という企画をやっていて、私としてはツボにはまりました。
唯一撮影OKの空間
さすがに4つも見るとくたびれる……と、灘⇒天王寺⇒和歌山と移動。特に後の移動が遠かったなあ……
宿はゲストハウス再花
こんな感じ。一泊2700円
もちろん素泊まりなので、近くの美味しいお店を教えてもらって出かけます。「いろは劇場」というお店がゲストハウスの裏手にありました。
サバ刺し、最高!
イサギも最高!
なんかブロッコリーの塩ゆでもうまい
酒も、まあよし
まあよし、というのは、割合甘めのお酒が多かったから。「いろは劇場」のご主人がやたらとかまってくれたのですが、和歌山は煮魚なんかも甘めなので、お酒もあんまり辛くない、との説明でした。
その後まだ時間が早かったので、近所をぶらぶら歩きました。
シャッター通り。それともみんな早じまいなだけ?
へー
「うなぎつり」と書いてある。釣ったのはどうするのかな
宿に帰って、夕食を取りながら瓶の安ワインをラッパ飲みしているゲストハウスのご主人、缶ビールを飲んでいる私、そしてコーヒーを飲んでいる福岡から来た大学院生でちょっとだべりました。
ゲストハウス、普段はけっこう外国人が大勢来ているとのこと。寄せ書きを見せてもらったら、確かにいろいろな国の人が来ているみたい。ご主人は英語が全然ダメ、とのことで、ゲストハウス内にある英語の張り紙が、どうもよくわからない。これは私の英語力のせいなのか、書いてある英語が全然間違っているのか、ネイティブじゃないし、判断はできませんが……。
日本の英文科出の女の子が英訳し、スロベニア人が添削したという張り紙
福岡の大学院生は、私と同様青春18きっぷで来たとのことで、二人で「山口県ってデカすぎるよなー」なんて悪口を言って盛り上がりました。だって、電車でしばらく寝て、また起きてもまだ山口県なんだもん。
さて、この日の移動は京都⇒灘が1,080円、灘⇒和歌山が1,890円でした。合計2.970円か。たいしたことないな~。
つづく。