マスク

　紋次郎は、決して爪を切らせてはくれません。うちに来たのは3歳の時なのですが、それ以前はずーっと故・福義母さんとケージの中にいたからなのか、爪を切るしつけはできなかったんだろうなあ。

でもぼくいい子だよ（紋）

知ってるけどね。でも、ときどき痛いんだよ

　ほかの子たちは、紋次郎と違って絶対に切らせないというわけではないのですが、やっぱり爪切はそんなに好きじゃない。本能的に、爪という武器を取られちゃうのは嫌なのかなあ。というわけで……

ラウル君、チョーうまい（マ）

マーリィちゃん、そろそろお爪伸びてきたでしょ

そんなことないもん（マ）

いやいや、今朝足にじゃれられて流血しましたよ

？？？（マ）

さ、チョッキン、チョッキンだよ

お次はレオン君

？？？（レ）

ぼく、何されてんの？（レ）

何でもない、何でもない

次はポンちゃんね

え？　何のこと？（ポ）

ほーら、怖くない

……（ポ）

　岩手のメーカーさんから通販で買った、「もふもふマスク」です。けっこういい値段がするなーと思ったのですが、うちは頭数も多いから、これで爪切がうまくできればいい買い物かな、と思いきって購入。テレビでも紹介されて、今はかなりの人気で、さっきサイトを見たら売り切れていました。駆け込みで買えてよかった。
　ごくごく優しい布の手触りで、立体的な縫製なので、猫に変な負担はかからないように思います。もっとも、子猫のマーリィちゃんにはちょっと大きすぎちゃうのですが。
　これをかぶせられると、とりあえず猫は一時固まるので、その間に素早く爪を切っちゃうという戦法で、うちの3匹にはまあまあの効果が上がっています。ただし、実際は一番この子にかぶせたいのですが……

またおねえさんは僕をだまそうというのですね！（紋）

　紋次郎は、マスクを手に取っただけですたこら逃げてしまいます。かぶせられたこともないくせにー！　野生のカン、どうにもなりません。

人気ブログランキングへ

タグ：ポン 紋次郎 爪切 もふもふマスク レオン マーリィ

大変だとは思うけど

　北川フラム『ひらく芸術　－地域と人間のつながりを取り戻す』読了。

　今年もやっている越後妻有大地の芸術祭。3年前に私も行っている。
　蒸し暑かったなあ。町中不思議なものにあふれていて、なんか面白かったのは覚えている。現代アートはすぐに「わかる」「わからない」で語られるけれど、そういうものじゃない、とここには書かれている。面白かったら、それでいい。それは、わかる。だけれども、それをわざわざ見に来てもらうには……やはりこの地域自体にも魅力があって、それを引き出さないと、無理。いやー、並大抵じゃないよねえ。ただ、大地の芸術祭、もう一回行きたくなっているのだからたいしたものだ。

人気ブログランキングへ

タグ：北川フラム 越後妻有 大地の芸術祭

青春18きっぷ夏の陣2015 第三弾……ラスト・ランは水戸

　さあて、1日分残してあった青春18きっぷ、期限は9月10日までだし、もう休日はこれでお終いなので使わなくちゃ……というわけで、日曜日はちょっと早起きして水戸に向かいます。
　ただ、こういう日に限って松戸で人身事故なんか朝起きてしまって、快速が30分も遅れるというていたらくでした……

まあ、せっかく水戸に来たんだから……

梅はなくても今「萩まつり」中だというし

季節が早いのか、まだたいして咲いてはいませんが

見晴らし台から眺めたら

植えてあるのはキバナコスモスかしら

近くの川の泥の上には

鳥やネコ（？）の足跡が

おお、ご老公！！

じ～んせい楽ありゃ苦～もあるさ～

好文亭の百日紅がキレイでした

「みとちゃん」だそうです

腹が減って食った「光圀ラーメン」

　日本で一番最初にラーメンを食べたのは徳川光圀公だということらしいのですが……特色としては、面にレンコン粉が練り込んであることと、「五辛」（ニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ショウガ）という薬味が添えてあること。この偕楽園のレストハウスのやつは、お肉が軟らかくて美味しかったと思う。
　今回水戸に来たのは、偕楽園が第一目的ではありません。

水戸芸術館の

このチケットがあったわけです

　カフェ・イン・水戸R（2015）……現代アート作家に交じって、なぜか柳屋花禄の部屋もある。来週はこの会場で彼の独演会も開かれるのですが。なんか不思議な人だなあ。子供の頃の通知表が展示してあって、「落ち着きがない」「私語が多い」など書いてあるのもさることながら、「図工」「音楽」以外の教科の成績は惨憺たるもの……そんなふうには見えないのですが。解説のところに自分で、「もしかしたら当時学習障害や多動症の気があったのかも」と書いておられましたが、とにかく中学を卒業しておじいさんに弟子入りしてちゃんと落語家になっている。
　中三の成績表の最後に、先生が、「これで授業による教育は最後です。立派な落語家になってください」と書いてくれているのが印象深かったです。たいていそういう欄に書かれることって、冗談じゃねえよって思うような内容だったけどなあ（私だけか）。

パイプオルガンの演奏が聞けてラッキー

　ちょうど13時半にパイプオルガンのミニコンサートがあり、聞くことができました。ちゃんと現場でパイプオルガンの演奏を聴いたのは初めてかもしれません。荘厳な、という形容詞がぴったりの響きですが、なんか世界征服をたくらむ人が弾きそう……というイメージはいったいどこから来ているのだろう。

カフェで食べたアイスドルチェ（100円）。安い！

カフェのインテリアもかわいい

　帰りはちょっきり3時間で帰れましたが、これで青春18きっぷ夏の陣2015は終了です。

人気ブログランキングへ

タグ：水戸 青春18きっぷ 水戸芸術館 偕楽園 柳屋花禄 現代アート ラーメン