仙台は快晴 [旅行]
汚いリュックにビニール傘一本といういでたちで深夜バスに乗り込んだおねえさん、いつものようにガーっと寝ているうちに仙台へ。着いてみたら、雨なんて全然ない。6時台の電車に乗れたので、そのまま実家に向かいます。
実家には、前夜帰っていた弟がいて、例によって南三陸のボランティアに出かける車に乗せてもらうことに。とりあえず石巻駅前まで送ってもらいました。そこから、1時間に1本あるかないかという石巻線で女川駅に向かいます(所要時間は25分程度)。
ここは、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けて、坂茂さんの設計で作り直した駅舎です。石巻ー女川間も、前線が復活したのは今年の3月になってから。しかし、周りはまだまだなーんにもありません。駅の目と鼻の先はもう、海。
震災当日、支店の屋上に13名の行員が避難したものの、そのまま津波に呑まれて、死者・行方不明者12名という大惨事になっています。
ここから見下ろす周辺は、至るところまだショベルカーが土盛りをしているばかりで、ほとんどまだ何もありません。
ところで、ここに来たのは、弟から「女川駅舎に温泉施設がくっついている」という情報をもらったためです。ゆぽっぽという温泉施設(9時~)が併設されていて、大人は500円で入れるのです。
なんとなんと、朝一でそんなところに入りに行く女性は私一人、というわけで……
温泉のお湯は、ぬるめでちょっとしょっぱい。何しろ貸切だったので、のびのび入れて、大変気持ちいい! 男性の方はなんとなく「鉄」系か? という感じの人や地元の漁師さん風の方たちが入りに来ていました。
さて、ひと風呂浴びて10時台の列車を待ち、そこからは電車を乗り継いで、仙石線中野栄駅へ。元は松島にあった水族館が、このたび「うみの杜水族館」としてこちらに新たにオープンしているのです。駅前の「ぜるこば」という食堂兼居酒屋みたいなところでまずは腹ごしらえ。
駅からはシャトルバスもあるのですが、時間が合わなかったので、てくてく15分歩いていきました。
地元の子供が、「お母さん、小さいね」と言っていました。確かにまだちょっと食べるには小さいねえ。
青いヤドクガエルもいたのですが、こっちは撮り損ねちゃった。「やだ、きもちわるーい」とか騒ぐんだったら、展示に近寄るんじゃねえよ。
けっこう面白かった。これはやはり、すし屋を併設すべきだな(確か、大洗のアクアワールドはあったはず)。
この後、ボラ帰りの弟と合流して、母親の見舞いへ。なんとなく眠そうで反応が悪く、「進んだかな……」と思いましたが、パイナップルを食べさせたら、少ししゃきっとしたかも。相変わらずつぶやいている内容はよくわからないのですが、口調はさほど乱れてはいません。
仙台、もっと寒いかなと思って薄いコートとストールを持っていったのですが、快晴になって暑くなってしまいました。ずっとこのくらいの気候だと楽なんですが、来月からはさすがにもっとぐぐっと冷え込むかなあ。
実家には、前夜帰っていた弟がいて、例によって南三陸のボランティアに出かける車に乗せてもらうことに。とりあえず石巻駅前まで送ってもらいました。そこから、1時間に1本あるかないかという石巻線で女川駅に向かいます(所要時間は25分程度)。
女川駅。羽ばたくウミネコのイメージだそうです
ここは、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けて、坂茂さんの設計で作り直した駅舎です。石巻ー女川間も、前線が復活したのは今年の3月になってから。しかし、周りはまだまだなーんにもありません。駅の目と鼻の先はもう、海。
とりあえず駅前に箱モノを立てる計画はあって
今工事が進められています
近くの丘の上の医療センターにかかった看板
そのふもとの海を見下ろすところには
七十七銀行女川支店の被災者家族による慰霊碑が
震災当日、支店の屋上に13名の行員が避難したものの、そのまま津波に呑まれて、死者・行方不明者12名という大惨事になっています。
ここから見下ろす周辺は、至るところまだショベルカーが土盛りをしているばかりで、ほとんどまだ何もありません。
わずかに駅前に仕事関係の支援センターのような建物があるだけです
観光といっても、まだまだかなあ
駅前の足湯
ところで、ここに来たのは、弟から「女川駅舎に温泉施設がくっついている」という情報をもらったためです。ゆぽっぽという温泉施設(9時~)が併設されていて、大人は500円で入れるのです。
なんとなんと、朝一でそんなところに入りに行く女性は私一人、というわけで……
撮り放題でした
温泉のお湯は、ぬるめでちょっとしょっぱい。何しろ貸切だったので、のびのび入れて、大変気持ちいい! 男性の方はなんとなく「鉄」系か? という感じの人や地元の漁師さん風の方たちが入りに来ていました。
インテリアからしてシゲル・バンだな
休憩室。さすがに朝一でビールは飲みませんでした
靴箱のカギがお魚で可愛い
さて、ひと風呂浴びて10時台の列車を待ち、そこからは電車を乗り継いで、仙石線中野栄駅へ。元は松島にあった水族館が、このたび「うみの杜水族館」としてこちらに新たにオープンしているのです。駅前の「ぜるこば」という食堂兼居酒屋みたいなところでまずは腹ごしらえ。
大漁海鮮丼(1000円)。けっこう安いと思う
駅からはシャトルバスもあるのですが、時間が合わなかったので、てくてく15分歩いていきました。
全景
入り口を入ると
まずは、これ
入っていきなりホヤ水槽を下から見上げます
地元の子供が、「お母さん、小さいね」と言っていました。確かにまだちょっと食べるには小さいねえ。
大水槽ではイワシがキラキラ
サバ。どこかのお爺さんが孫に、「うまそうだな」と言っていました
ギンザケ
カキ養殖。左は日本式、右はフランス式
この手のコーナーが充実していました
北の海なので、割と地味目ですが
見えつかくれつ変幻自在スパンコールの~
古池に飛び込んでいいものかどうか考えるカエル
私的にはやはり「ヤドクガエル」がいたのが大ヒット!
青いヤドクガエルもいたのですが、こっちは撮り損ねちゃった。「やだ、きもちわるーい」とか騒ぐんだったら、展示に近寄るんじゃねえよ。
外にはペンギンと
イルカプール。お客さんのお試し訓練中です
お土産に買ったホヤマグネット
けっこう面白かった。これはやはり、すし屋を併設すべきだな(確か、大洗のアクアワールドはあったはず)。
この後、ボラ帰りの弟と合流して、母親の見舞いへ。なんとなく眠そうで反応が悪く、「進んだかな……」と思いましたが、パイナップルを食べさせたら、少ししゃきっとしたかも。相変わらずつぶやいている内容はよくわからないのですが、口調はさほど乱れてはいません。
仙台、もっと寒いかなと思って薄いコートとストールを持っていったのですが、快晴になって暑くなってしまいました。ずっとこのくらいの気候だと楽なんですが、来月からはさすがにもっとぐぐっと冷え込むかなあ。
なるほど、と思ったけど…… [本]
木下斉『稼ぐまちが地方を変える――誰も言わなかった100の鉄則』読了。
会社主催のセミナーに出るためには、この本の感想文を書いてこい、なんてまた変なミッションがかかったので、読んでみた。面白いには面白いし、作者がすごく若いときから商店街再生等のまちづくりに関わってきた体験が非常によくわかる。政府からの補助金が、結局のところ自立の妨げになりこそすれ、決して町おこしの有用な手助け手段にはなっていないことなど、ふむふむ、とうなずくところが多い内容。でも、岩手・紫波町の「オガールプロジェクト」に作者が関わって、地域の人たちとともに頑張った記録のところで、全然「オガール」の意味が書かれていないのが気になった。当然、知ってるんだよね。知ってて、重要じゃないと思ってスルーしてるんだよね……でなければ、本当に関わったの? 地方の人たちと一緒にやったの? と、疑いたくなってしまう。まあ、いいんですけど。
会社主催のセミナーに出るためには、この本の感想文を書いてこい、なんてまた変なミッションがかかったので、読んでみた。面白いには面白いし、作者がすごく若いときから商店街再生等のまちづくりに関わってきた体験が非常によくわかる。政府からの補助金が、結局のところ自立の妨げになりこそすれ、決して町おこしの有用な手助け手段にはなっていないことなど、ふむふむ、とうなずくところが多い内容。でも、岩手・紫波町の「オガールプロジェクト」に作者が関わって、地域の人たちとともに頑張った記録のところで、全然「オガール」の意味が書かれていないのが気になった。当然、知ってるんだよね。知ってて、重要じゃないと思ってスルーしてるんだよね……でなければ、本当に関わったの? 地方の人たちと一緒にやったの? と、疑いたくなってしまう。まあ、いいんですけど。