この短編があの映画に？

　彭見明著・大木康夫訳『山の郵便配達』読了。

　霍建起監督で同名の映画があったが、旅情たっぷりで、少数民族たちの山々の雰囲気がとても良い映画だった。が、原作を読んでみれば、この短さ。彼らはまだ旅にすら出ていないのに……ここからあの映画を作ったのなら、すごいなあと思う。そういうことで、表題作もいいけれど、ほかの作品もなかなかちょっと前の中国の感じがよく伝わってきて、面白かった。

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ここんとこ忙しい……

　ここのところ大変忙しく、帰りが遅くなってしまいます。猫マスターにもご飯が遅くなったり、一人で作って食べさせたりして、悪いのですが、どうしようもない。もうあと1週間ちょっとくらいかなあ、一番きついのは。
　というわけで、夜帰ると……

こんな風景や（3/14夜）

あ、ポンちゃんがマーリィに突っ込んだ！（3/15夜）

　こんな風景ばかり見ています。だいたい寝る場所は一緒だね。猫って、寝てるだけで人を癒すのですごいな。

朝の風景……（ストーブの前ですが）

おねえさん、もう行くの？（マ）

なんだかもー、寝たと思ったらすぐ朝だね

ゆっくりしていけばいいのに（紋）

週末までは出なくていいと思うから、もう少しで休めるけどね

　うう、明日はもうひと山、がんばります。

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身近ではないけれど

　東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』読了。

　身近に自閉症の人はいないのだけれど（おそらく）、読むと、本当に大変な世界なんだなあ、と思う。ただ、これを自閉症でほとんどしゃべらない若者が書いたという事実もまた衝撃。実によく自分を見つめ、いろいろなことを考えている……が、それを外に伝えることがとても大変なことがよくわかる。　

　川名壮志『謝るなら、いつでもおいで』読了。

　11歳の女子小学生が、同級生の首をカッターで切って殺すという、相当にショッキングな事件を扱っている。が、この犠牲者の父親は新聞社の支局長で、このルポルタージュを書いたのは、その部下というのがまた、何ともすさまじい。報道に携わるものという立場、被害者の父親という立場、その部下という立場……様々な思いが交錯して、読んでいるほうもきつい（当事者にならなければ、とても想像しきれるものではないけれども）。加害者の気持ちは最後までよくわからない。被害者側も、おそらく決して許してはいないが、とにかくまだ「謝られて」もいない。少年犯罪の難しさを改めて考え込んでしまう。

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吉田ドライブ

　ここのところ車を運転していない、と猫マスター。というわけで、提案により、ちょいと富士吉田にうどんを食いに行きました。
　吉田のうどんといえば、以前は、伝統的な美味しいお店はほとんど平日の昼の2時間程度しか開いていなかったものですが、今はそうでもないらしい。猫マスターが調べた、「ふじや」というお店へ。

れんこんのきんぴらは取り放題（けっこう辛い）

これがふじやうどんだ！

　定番のキャベツ、油揚げのほか、馬肉、ちくわてん、えびてん等が入っています。だしは、味噌を基調としていて、ちょっと独特。素朴な味で美味しいのです。
　

混ぜご飯おにぎりも食べました

　と、ここまで食べるとお腹パンパン。もう、帰ります……
　帰りは、御殿場を回り、山崎精肉店で名物馬刺しを買いました。

途中、びっくりするほど大きな富士山が顔を出しました

夜、新玉ねぎと食べたら美味しかった！

　猫マスター、久々に車の運転ができてよかったみたいです。こちらは乗っかっただけですが……終始道路は空いていたので、すいすいと走れて楽だったようです。
　

　おまけ　

熊と対決！

あー、よく戦った（マ）

　NHKの『ダーウィンが来た！』は、やっぱりマーリィのお気に入りのようです。

タグ：富士吉田 うどん ドライブ マーリィ ダーウィンが来た！ 馬刺し 御殿場

青春18きっぷ2016春―第一弾（その2)

　さて当初は、仙台駅を始発で出たら、岩出山の有備館という史跡を回るか、それとも鳴子温泉といくつか駅の離れた川渡温泉にも行ってみるかと盛りだくさんな計画をしていたのですが、深夜バスの到着の遅れで一気に予定が狂い、今回回れるところは限られてしまいました。だって、東北本線も陸羽東線も、本数少ないんだもん！

ところで、「姥の湯」のスペースにこんなのがありました。今、うちにもあるぞ

鳴子温泉はこけしづくりでも有名なところなのですが

こうなるともうコンセプトがよくわからない……

駅周りにこんなのがたくさんありましたが

　どうも、調べてみると、この版画の作者の大野隆司さんが、「東鳴子の大ファン」を公言していて、ご自身の版画を寄贈してくださっているそうな。猫ちゃんこけし、かわいいぞ。
　また、駅舎の中には、横綱・白鵬関が温泉に入っているポスターがありました。これも調べてみたら、2011年の震災の年に南三陸町民の激励に駆けつけて、大崎市の親善大使をしてくれているそうです。意外な人が、意外なところで助けてくれているのだな。
　鳴子温泉から陸羽東線で小牛田まで戻り、そこから東北本線で塩釜へ。

塩釜駅は、小さいです

そこから徒歩1分の「ふれあいエスプ塩竃」という建物の中に

長井勝一漫画美術館があります

1996年に亡くなったかの『青林堂主人』であり『ガロ編集長』です

　塩釜市出身だったとは！　ここの情報は弟に教わりました。入場無料ですが、「写真撮影は？」とお尋ねしたら、「入口からくらいなら……」ということでした。

スペースはこれだけですが

　狭いのですが、中には、ファン垂涎のガロ出身漫画家たちの原画がてんこ盛り！　え？　こんな人も描いてたの？　こんな人も？　と、有名どころがずらり。白土三平、矢口高雄、水木しげる、林静一、安西水丸、渡辺和博、みうらじゅん、内田春菊、高新太郎、蛭子能収、杉浦日向子、イタガキノブオ……とても書ききれませんが、まさに綺羅星のごとき人たちが、長井さんへの感謝の言葉やイラストを寄せがきにしていて、こりゃあすごいお宝だ！（かなり無造作に飾られてある気がするんだけど……）。こういうところって、学芸員、いるのかなあ。時々企画展もやっているようですが、この常設展示だけでファンには十分見ごたえがありました。これが無料という気前の良さ！　いやあ、堪能した。
　塩釜に行って、塩釜神社にお参りして、お寿司食べて、浦霞買ったら、ぜひ訪ねてみましょう。

　塩釜まで行くと、母親の施設のある駅まではもうほんのちょっと。おやつの後でぼけーっとしていた母親を訪ね、30分ほど二人でテレビを見ながら会話して（会話にはほとんどなってませんが）、仙台駅に戻りました。
　駅では気仙沼フェアをやっていたので、十分に試飲したうえで、一本購入。

　仙台⇒石巻（仙石東北ライン快速）　　　　842円
　石巻⇒小牛田（東北本線）　　　　　　　　　496円
　小牛田⇒鳴子温泉（陸羽東線）　　　　　　842円
　鳴子温泉⇒小牛田⇒塩釜（東北本線）1,317円
　塩釜⇒岩切（東北本線）　　　　　　　　　　185円
　岩切⇒仙台（東北本線）　　　　　　　　　　195円
　　で、合計3,877円なので、3,877円－2,370円＝1,507円のお得でした。うーん、案外たいしたことないな。やっぱり、かえすがえすも始発に乗れなかったしくじりが大きい。

気仙沼のお酒、猫マスターと飲みましたが、大好評でした

　おまけ　

あたし、酔っちゃったあ（マ）

おお、そうかそうか（猫マ）

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青春18きっぷ2016春―第一弾（その1）

　さて、またこんな季節なので、青春18きっぷ、一枚買いました。
　11日（金）の深夜バスで仙台に向かいます。

この寒いのに北へ？（ポ）

まあ、そんなこともあるわけよ

　で、わざわざ12日（土）朝5:45に仙台駅裏着のバスを選んだにもかかわらず……遅れやがって、仙台駅から東北本線の始発（6:00発）に乗れませんでした。交通渋滞でもなんでもないのに、こんちくしょう。で、バスの運転手ってば、謝りもしねえ。最近ちょっと、深夜バス、腹立つことが多いんですけど。
　というわけで、仕方がないので仙石線でまずは石巻に向かいます。

乗り換えの待ち時間は石巻の街を散歩

小さな中華料理屋のウインドーにもストロンガー

ち、ちょっと行きたいな……

石巻⇒小牛田は東北本線に乗って

陸羽東線（ゆけむりライン）に乗り換えます

また来ちゃった、鳴子温泉

山なので、雪が残ってます

足湯もあれば手湯もある

きれいな公衆トイレができていました

色ガラスからの光がキレイ

　この公衆トイレに入ると、寒い外に比べ、ふわっと温かい。温泉のパイプが通してあって、暖房も手洗いのお湯もぽかぽかなのでした。

前回来たときはこの早稲田桟敷湯に入ったのですが

今回は……

温泉神社に参拝してから

町の共同湯「滝の湯」へ

　前にある券売機で大人150円のチケットを買って入ります。お湯は、かなり熱い。ぽかぽかに温まります。

温泉前にいた猫ちゃん……大胆な！

あ、ちゃんと埋めてる

その後名物栗だんごを食べて

もう一軒、旅館の日帰り湯「姥の湯」へ

美味しいゆきむすびおにぎりと

キノコそばをお昼に食べました

　頑張ればもう1件くらい回れたのですが、湯あたりしそうなくらいヘロヘロになったので、やめました。滝の湯は、かなり温度も高かったんだよね。ものすごーく温まったのですが。
　
　たかだか1日のことなのですが、写真が多いので、続きます。

タグ：ポン 姥の湯 紋次郎 マーリィ 滝の湯 きのこそば 東北本線 栗だんご 陸羽東線 青春18きっぷ 鳴子温泉

電車に乗って3冊

　樋口有介『誰も私を愛さない』読了。

　あまりにすらすらサクサク読めすぎて、あっという間に終わってしまったが……なんか、こんな動機？　って感じで、本筋はあまり感動しなかった。女性編集者のキャラは面白かったのだけれど。

　葉室麟『銀漢の賦』読了。

　それぞれ身分の違う男たちの友情物語。泣ける、ということはなかったけれど、しみじみ感動。今だって、ある意味身分ってあるけれど、生まれながらに違う、ということはないからなあ（だいたいは）。葉室麟、やっぱり面白いな。

　近藤史恵『散りしかたみに』読了。

　
　読み始め、既視感があってぎょっとしたが、それは、同じような登場人物の出た同作家の『桜姫』だったのだな。どんでん返しといえばどんでん返しだけれど、ちょっと異常すぎる感が強かったかな。

タグ：樋口有介 時代物 ミステリ 銀漢の賦 近藤史恵 誰も私を愛さない 散りしかたみに 歌舞伎 葉室麟

簡単レシピばっかりだな

　突然温かくなったり、寒くなったり。さすがに今の時期に4月の温かさっていうのが異常だったので……

やっぱ、ガスは温かいわね（ポ）　ホント、ホント（マ）

ヒーター前の猫アパート、復活だね

　寒の戻りで、朝ガスヒーターを付けたら、真ん前の特等席の一階と二階に女子猫が陣取っています（実はこの時点で男子猫も中二階にいるのですが、見えません）。

これは、夜ご飯。すっかり食欲の戻った紋次郎です

ぺろぺろ、むしゃむしゃ（紋）

女子猫の残り物も、きれいに平らげています

　さて、今日の玉ねぎ料理。時間がないし、一緒にお夕飯がなかなか食べられないので、とりあえず保存食（？）づくりにいそしみます。

京風漬物（かつおだしと醤油味）

ピュアのおいしい酢による酢玉ねぎ

　kontentenさんに教わった梅酢漬けも作りたかったのですが、梅酢を買う時間がありませんでした。普通のオニスラで一杯、ってのもやりたいのですが、なんかここんとこ忙しいんだよねえ。

タグ：酢玉ねぎ ポン マーリィ 紋次郎 新玉ねぎ 漬物

死ぬことは、踊ること

　保坂和志・作、小沢さかえ・画『チャーちゃん』読了。

　作者も愛しい猫を亡くしている、と聞いた。その時に書いた本だ、とも。きっといっぱい泣いたんだろうな、と思う。泣いて泣いて、これが書けたのかもしれない。買っちゃおうかな、この本。何度でも読めそう。

　奥泉光『東京自叙伝』読了。

　大長編。確かに、傑作だが、本当に主人公（というか、東京の地霊）って、嫌な奴ばっかり！　まったく、東京ってやつは……と思うが、やはりこれは、東京＝日本、さらには日本人というもののメタファーか？　面白いのは間違いないんだけどね。

タグ：チャーちゃん 保坂和志 絵本 東京自叙伝 奥泉光 長編

新玉ねぎを消費！

　これもまたふるさと納税ネタですが……

佐賀県白石町から新玉ねぎが届きました！

　なんかねー、HPの写真を見たら、美味しそうでついつい、新玉ねぎを頼んじゃったんですよ。けっこうな量で、びっくり。これは美味しいうちに早く食べなくちゃ！

ポン酢とゴマ油で浅漬けに

ソーセージと一緒にくたくたに煮たり

　やっぱり、甘くておいしいです。いろいろレシピがあるから、どんどん使って食べていこうっと。

　おまけ　

で？　おねえさんまだユニクロ？（マ）

……

　だって、季節限定値下げ品で、欲しいのがあったんだもん……早く帰った猫マスターに、一緒に受け取ってもらったりして……ユニクロ段ボールに入ってみるマーリィちゃんでした。

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