小さな泥棒

　タイトルは、シャルロット・ゲンズブールの出世作からとりました。実に雰囲気のある美少女だったなあ。
　夜、一人静かにリビングで手芸の真似事なんかしていたら、何やらキッチンの方からガタゴトと不審な物音。思わず振り向くと……

あ！

ど、泥棒！！

　にゃんずの缶詰を入れている階段箪笥の引き戸をいい加減に閉めていたら、いつの間にか賊が侵入していました。こらこら！　あんた、さっき食べたでしょう！！

あんたがちゃんと見張ってないから！（マ）　だって……（ラ）

　１～２枚目の写真には写っていませんが、実際にライチが箪笥の前で見張りに立たされていました。弟分というか、子分というか……手下だな、これじゃ。

閉められちゃったじゃないよ！（マ）でも、泥棒はよくないんじゃ……（ラ）

ライチ、悪い子のいうことを聞いちゃダメだよ！

でも、姉さんのお言いつけだったし……（ラ）

　ライチ君、大好きなマーリィ姉さんとおねえさんの板挟みです。マーリィ、あまり悪事を教えないでほしいなあ。

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