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懐かしい作家 [本]

 眉村卓『僕と妻の1778話』読了。

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 眉村卓先生というと、我々の世代だと筒井康隆先生と並んで、SFジュブナイルの大家だ。『謎の転校生』『ねらわれた学園』など。話そのものは、とにかくノルマとして書いている部分もあるのでクオリティはいろいろだけれど、最後がどうしても切なくなってしまう。で、これも映画になっていたんだねえ。
 でも、『夕ばえ作戦』とか、『新世界遊撃隊』とかは眉村先生じゃなかったのか……。光瀬龍先生、それに矢野徹先生ね。
 で、余談だが最近ラノベとジュブナイルの違いを知って、なんとなくうれしくなった。昔私が夢中になっていたのは、ラノベじゃなかったんだあ!!

 河出書房新車編集部『古今亭志ん生 〈増補新版〉: 落語の神様 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) 』読了。

 
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 様々な人の語る志ん生の思い出。っても、生で見てないからなあ。貧乏が売り? で酒で高座をすっ飛ばすような落語家……破天荒なようで、そうでもないような……ただ、とにかく愛された人だということはよくわかる。

 町田康『スピンクの壺』読了。

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 犬の一人称のせいか、この作者のお話にしてはわかりやすくて楽しい。町田さんは、好きなのは猫だけじゃないのだな。


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