小川洋子『妖精が舞い下りる夜』読了。
早稲田の文芸を出て、倉敷で主婦をしながら作家をやって、芥川賞というなんだか羨ましい環境。前半のエッセイは、本人の作風とも相まって何か死のにおいがして盛り上がらなかったが、阪神ファンを出してきたあたりからがぜん面白くなる。なんか意外な一面を見たっぽいところがいいのかな。
壇蜜『壇蜜日記(1)』読了。
独特の文体。妙に知性派ぶらず、無理に人を笑わそうともせず、素直に書いている感じがして、なんかスーッと読んでしまった。時々刺さる文章もあるし。そうだなあ、もう24時間闘えないなあ。感じ飼ってる黒っぽいスフィンクスちゃんもまた見たいなあ。