哀しみのある短編

　山本文緒『アカペラ』読了。

　短編3本立て。どれも何となく若いものと滅びゆく者の対比というか共存というか、哀しみのある作品。もっと明るい人なのかと思っていたけれど、病気をされた前後だからかしら。
　

タグ：短編 アカペラ 山本文緒

連休、イエーイ

　金曜日に激務があり、冷え切ったり立ちっぱなしだったりで、ぐったり。でも、これが終われば連休ということで、何とか乗り切れました。

でもねえ、まさか雪とは……

寒い！（紋）　眠い（ポ）　動きたくなーい（マ）

同感です

ライチだけ起きてるね

だって、若いもん！（ラ）

　ただ、雪は一時止んで、道も積雪がなかったので、猫マスターの誘いでお出かけです。マッサージチェアの買い替えを検討しているらしい。家電量販店で二人でマッサージチェアに座ってしばし、まったり（試用です、試用！）。いやあ、すっかり進化しているねえ。でも、おねえさんは、あんまりAIでこちらの条件を推し量って至れり尽くせりのやつより、自分を機械と割り切って（当たり前か）、命令通りガンガン押してくれるやつのが好きなんだけどねえ。

帰りに性懲りもなく買ったチランジア・ストレプトカルバ

イオナンタ・フエゴ（多分）のクランプ

へー（ラ）　また買ったの？（マ）

どこが違うんでしょうねえ（紋）

まあ、そういうなよ……

もとからあるカクティコラの花序がこんなに伸びた！

バルボーサ、まだ咲かないのかなあ

あ、このカプトメデューサも花が！

お、やった！　ココエンシスも！

　いっぺん暖かくなったからかなあ。でも、こう植物たちが油断していると、心配で冷たい水をあげられません。昼間暖かい時に霧吹きしてあげないと、寒くてびっくりしてしまいそうです。
　

タグ：花序 ストレプトカルバ カプトメデューサ ココエンシス チランジア マーリィ 紋次郎 ライチ イオナンタ ポン

盛りだくさん過ぎるし

　辻村深月『冷たい校舎の時は止まる（上・下）』読了。

　大長編。だが、登場人物が多すぎるための大長編ともいえるかなあ。ただ、人間の集団消失、しかも人の心の中に閉じ込められるというなんだかよくわからない世界にある程度入りこまないと、ホラーでもサスペンスでも心から楽しめないような……ランゴリアーズ事件とか、もう一つなじみ薄いし。なんか△。

　門井慶喜『銀河鉄道の父』読了。

　本当に宮沢賢治のお父さんって、こんな人だったんだろうか。時代が時代だけれど、これは現代のどんなお父さんよりも優しいお父さんじゃないだろうか。うーん、自慢の娘も息子も一人ずつ亡くしてしまって……純粋にお父さんとして本当にかわいそうだ。
　

タグ：銀河鉄道の父 門井慶喜 辻村深月 冷たい校舎の時は止まる 大長編 サスペンス ホラー

この子、誰？

　猫マスターが新しいダウンジャケットを買いました。フェイクファーのふわふわがついていて、とても暖かそうです。

（ラ）

くんかくんか（ラ）

このにおいは？（ラ）

すんすん、すんすん（ラ）

犬でもなし、猫でもなし……（ラ）

だから、フェイクだから……

　このままだとくちゃくちゃにされちゃいそうなので、猫マスター、あわてて外しました。なんだと思っているのかねえ、ライチ君。

タグ：ダウンジャケット フェイクファー 猫マスター ライチ

寒いはずですが……八戸、三沢紀行その3

三沢駅

降り積もる～雪雪雪また雪～よ～

三沢の駅に貼ってあったポスター

顔出しもあります

まあ確かに基地はあって

お決まりのヘンテコ土産物屋もあるのですが

「日本のアメリカ」感は、あまりに雪深くてあまり感じられなかったけど、三沢スカイプラザの中には米軍放出品を売っているようなミリタリーショップがあったりして、まあ少しは雰囲気あったかな。さりげなく若いアメリカ人もちょろちょろ歩いていたりはするのですが、こう寒くちゃ、外出もねえ……。

こんなお店で

ほっき丼を食べました

　寺山修司記念館から無料のバスに乗って、ほっき丼を出すようなお店のあるエリアまで戻ってきたのがもう1時半ごろ。ほっき丼提供店のマップを片手に雪と氷の町をさまよいましたが、駅前のお店では軒並み「今日の分は終わってしまいました」と言われ……ようやくあると思ったお店では、「うちのほっき丼は石焼でいただくやつで……」なんて言われて失望し……よろよろとやってきたこのお店……すごくおいしかったので、結果オーライです。

ぷはあ、食った！

　そこから三沢の駅までは歩いて30分ほどの道のり。またバスを待っていると遅くなるので、スノトレでガシガシ歩きます。

こんなポスターもある

ガソリンスタンドにも寺山修司がいると思ったら

テラヤマロードだったか

　念願のほっき丼をいただき、三沢⇒八戸⇒仙台と戻って、帰省しました。弟が灯油をタンクに入れておいてくれたので、割合暖かく過ごせましたが、まさか雪が積もっているとは！　友達のSNSで「仙台も雪だ！情報が飛び交っていたので覚悟はしていましたが。幸い、昼間にけっこう溶けたらしくて雪かきをしなければならないほどにはなっていませんでした。弟が買い込んでいた漫画を読んだり、大坂なおみちゃんを応援したりして実家泊まり。

庭の雪は、この程度

　翌日は恒例の母親の見舞い。

岩切の駅が立派になっていて驚いた

　午前中に行ったのに、ぐうぐう寝ていて、起こすのも悪いのでしばし寝顔を見て、施設長さんとお話しして帰りました。インフルではなかったけれども、前の週にちょっと熱を出していたらしい。幸い食欲も落ちず、しっかり水分もとって治したようですが。
　さて、本来親戚に挨拶をしようと思ったのですが、なんとなく気が進まなくて、またパス。一人じゃ行きづらいわけで……

つーことで、帰る

福島のあたりも、雪

　東京に近づくにつれ、上下の極暖セットを脱ぎ捨て、セーターを脱ぎ捨て……でも、シームレスダウンは、やっぱり東京だと暑すぎるなあ。

お土産のアップルクーヘンで、お茶

陸奥湊の市場から送った、貝焼ウニ

同じく送った塩くじらで作ったくじら汁

　これがめちゃめちゃ美味しくて、温まったのですが……脂が強すぎて若干腹に来た。しかもなんとなく全身くじら臭くなったような……ちゃんと下茹でしなくちゃいけなかったんだなあ……くじら汁なんか食べたの、もしかするとむかーし二★大臣（当時）のパーティに出たとき以来かも。

　というわけで、今回の寒旅行は終了です。
　

タグ：くじら 三沢 大人の休日倶楽部 帰省 ほっき丼 見舞い 実家 うに

意外なような、そうでないような

　高村薫『四人組がいた』読了。

　こういうのも書けるんだ、と感心。意外といえばそうだけれども、このしつこいくらいの厳しい書きぶりやせりふ回しは、やはり高村薫だなあ、と。

タグ：四人組がいた 連作短編 高村薫