面白かったけど、ちょっときつい

　松田青子『スタッキング可能』読了。

　独特の感性だけれども共感できる部分はとても多い。ウォータプルーフ……が面白い！

　崔実『ジニのパズル』読了。

　毎日同じような目に遭って、抜け出せないものをしょっている人たちがたくさんいて……つらいけれども、本気で戦う姿勢が痛くもあり頼もしくもあり。

タグ：松田青子 崔実 スタッキング可能 ジニのパズル

5月5日は巨星を訪ねて

　5日は、神奈川のパスポートセンターで受け取りのできる日なので、ゆるゆると出かけていきました。いいお天気です。

山下公園はイモ洗い状態

　ですが、せっかくなので、もうちょっと歩いて港の見える丘公園へ。

いやあ、よく登った！　汗が噴き出ます

明るい日差しの下で、いろいろなお花が咲いていて、きれいです

大佛次郎記念館では

こんな展示をやっていましたが、こちらは入らず

県立近代文学館のほうで松本清張展をやっているので

お目当てはこちらです

　普段は好いている県立近代文学館も、さすがにGWで、私の知っている限りでは一番混んでいましたが、それでも動けないというほどではありません。特別展「巨星・松本清張」、展覧会の内容を書き留めながら進める「ワークシート」があってよかったです。展示をめぐっていくと、ワークシートにあるQ（例えば、Q松本清張の本名は？　Aまつもときよはる（字は同じ））の答えが次々と出てきます。Qは全部で20問ありました。
　ミステリを書く人も読む人も、みんな大好き松本清張先生ですが、もともと絵がお上手で、印刷所の版下画工をやられていたこともあり、ところどころも見事な絵が飾られています。若いころは貧乏をされたようですが、二物を与えられていて、いいなあ。
　それにしても、絶筆の『神々の乱心』が1,700枚も書かれていたのに未完とは！　武田泰淳の『快楽』みたいな……文庫で分厚い上下巻が出ていますが……この謎は解かれないまま終わってしまっています。残念！！　展覧会はとても面白かったです。読んでいないけど面白そうな作品とか、映画化されて面白そうなやつとか、まだまだたくさんあります。読むぞー、見るぞー。
　ただ、ファンがみんな「このあたりで死体が上がったんだぜ」なんてしみじみ展示を見ながら歩いているときに、何ら興味のない子供が絶叫しているのは相当腹が立ちましたが。こんなガ★、連れてくんなや。

こんなの買っちゃった

　これはまた、乗りたい線が増えちゃうなあ。

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5月4日は久々に都会へ

　横須賀だの群馬だの、田舎ばかり巡っていたGWでしたが、4日は久々に都会へ。会社に近いのでちょっと嫌だけど……都会に出るのが久しぶりの猫マスターはビビっておりました。

ブルーマン東京公演のチケットを取っていたのです

始まる前の会場

　会場の六本木EXシアター、道案内をしたことはあったけど、自分で来るのは初めてでした。小さいけれども最新式なので、傾斜がちゃんと着いた客席は、非常に見やすい。
　もちろんステージの撮影はできませんが、観客参加型で、面白かった。すごいコミックバンドって感じかなあ。

紙つぶてみたいなのを記念に拾ってきました

　途中で大量の紙つぶて（クラッカーを破裂させたときに出るようなやつ）が大量に撒かれるのですが、最初に「これは再生紙です」と断りのテロップが出ます。触ってみたら、確かに。小学校の時、こんな触感のトイレットペーパー使ってたことがあったなあ。

帰りは中目黒のタップルームというビール屋さんに寄りました

もちろんいろんなビールがあって美味しいのですが

このマッシュルーム・ピザがとても美味しかった！

これはガーリックノットというやつ。あんまりガーリック感はなし。美味しいけど

　ああ、もうお休みもいよいよ残り少ないなあ。さびしねえ、みんな。

しょうがにゃいですよ（紋）

あー、眠い（マ）　ぼくもるぴにゃす、載りたいな（ラ）

　にゃんずはずーっとお休みでいいなあ。
　GWも中盤からはだいぶ暖かくなってきたようなので、チランジア類を思い切って外に出しました。

ネットも掛けなくちゃな

カクティコラ、ずいぶん開いてきた！

ほかにもいろいろ花がついてきた。この白いの、何だっけな……

5月3日は一人で遠出－その２ あしかがフラワーパーク－

　さて、多々良＝（東武伊勢崎線）⇒館林＝（東武佐野線）⇒あしかがフラワーパークと進み、もうこの駅名でわかると思いますが、今大人気のあしかがフラワーパークに突撃です！

塀の外からでもすでに見えるのですが

今が旬！　なので当然混んではいますが

　チケット売り場では全く待たず。上野でパンダを見るような歩けなさは全くありません。中国語もあちこちから聞こえるのですが、どちらかというと県内で働いているインドネシア人？　のような感じの人たちがみんなで遊びに来ているグループが多かったように見えました。

今の季節はなんと言っても、藤ですね（極彩色で撮ったらちょっと派手すぎる）

やっぱり自然の色のほうがいいな

ツツジもきれいなのですが

シャクナゲも実に種類が豊富！

大輪できれいです

クレマチスも。あ、そうか今「クレマチスの丘」（静岡）に行けばいいのかな

足元を見ても、花だらけ！

微妙な色の藤もある

奥のショップで、買っちゃった……またまた<

植物のほかエクステリア小物も充実

　うちは生猫がたくさんいますが、ちょっと欲しくなりました。茶トラはいないし。重いから買わないけど。園内で栽培している藤をはじめとするきれいなお花の苗がたくさん売られていて、人気でした。そりゃ、お庭があったら欲しくなるよね。

群馬グルメのあるショップもあったのですが、混んでいたのでここも諦めました

　いやあ、今回は歩いた歩いた。帰ったら２万歩を軽く超えていました。
　疲れたけど、楽しかったー。あしかがフラワーパーク、藤の次はバラ園が咲き始めそうです。また行きたいなあ。

タグ：ジュンシフォリア トリコロール チランジア ツツジ シャクナゲ ルピナス 藤 あしかがフラワーパーク 群馬

5月3日は一人で遠出－その１ 舘林美術館－

「遠いねえ、行っておいでよ」という猫マスターの見解なので、この日は一人で群馬まで。朝早起きをして電車に乗ります。

GWでも使えるホリデーパスを買いました

　最寄り駅＝（東横線）⇒中目黒＝（山手線）⇒恵比寿＝（湘南新宿ライン）⇒久喜＝（東武伊勢崎線）⇒館林＝（東武伊勢崎線）⇒多々良の予定だったのですが、最後で間違えて、東武佐野線に乗ってしまった！　で、やむなく一つ目の渡瀬駅で下車し、道を調べてみると、目的地まで徒歩47分……うーん、どうしよう。ま、天気もいいし、歩いてみるかあ。

青々としているのは

麦畑。さすが、麺どころだな

　ちょっと汗ばむくらいの陽気。道を聞く人も歩いていないのですが、単純な道筋なので、あまり迷わない。

が、この看板が見えてからさらに1キロくらいある

　多々良沼の近くにあって、運動場などもあり広々としたところに建つ群馬県立舘林美術館です。この間竹橋の近美でやってた「熊谷守一展」、見逃しちゃったんだよね。で、会社に届いたDMで偶然見つけて、招待券もついていたので、来てしまいました。この日の第一目的地です。

ようやく見えてきた！

水景がきれいです

こちらは別館。彫刻家フランソワ・ポンポンのアトリエを再現していました

渡り廊下と、彫刻を収めた建物

　展覧会、とてもよかったです。おそらく東京ならこんなにストレスなく見られなかったんじゃないかな。GWということで若干警戒したのですが、ほどよい人の入りで、非常に快適に鑑賞できました。この赤い輪郭線と、思い切った省略。いいなあ。映画も見なくちゃ。
　かなり歩いて、腹が減った……ので、美術館内のレストラン、イル・コルネットに入りました。

これがハッシュドビーフ？　美味しいんですけど！！

美味いのでデザートも頼んでしまった

美術館の模型。ユニークな配置です

図録、小さいから買っちゃった

　美術館を見終わって、本来の最寄り駅である東武伊勢崎線多々良駅まで歩きました。こちらも徒歩20分ほどはかかるのですが。

駅前にタヌキ。舘林が近いしね

どちらにしても小さい駅だなあ

そして、第二目的地に向かいます

駅にあったポスター。ああ、群馬だ！

　写真が多いので、続く。

衝撃の

　蓮實 重彦『伯爵夫人』読了。

　三島由紀夫賞受賞作。おなじみ「今でしょ」の先生が勧めるので読んでみたら、80歳のじーさんがなんというエロ小説を！　さすがはフランス文学者だと、ただただ、感心。外で読めないよ、これ。

タグ：三島由紀夫賞 フランス文学者 伯爵夫人 蓮見重彦

お休みも折り返し

　もうGWの10連休も半分過ぎてしまいました。なんか、寂しい。長いと思ってもあっという間だよなあ。4日目になると、もうお料理するのも嫌になって、近所に飲みに行ったりして。

クリームチーズにウニを載せるとは！　反則的な旨さでした

ちょっとちょっと！（マ）

いいもの、あったわよ！（マ）

いいねえ、お宝見つけたんだね

　なんて言っている間に令和になってしまった……おねえさん、特別な感慨はありません。ただもう、TV番組がつまんなかったなあ、というくらいなもんです。

ねえ、どこ行くの？（マ）

猫マスターの実家だよ

　というわけで、令和1日目は、猫マスターの実家へ。いよいよお義母さんが平地に引越しを決意するかもしれん。となると、今お義母さんと一緒に住んでいるハナちゃんがうちに来るかもしれないので、待遇面の話などもしておかないと。

三食昼寝付き、祝祭日にはちゅーるが出ることもありますよ

うーん（ハ）

台湾リス、食べられる？（ハ）

そ、それはちょっと……

　
　今は一戸建てで、外に出るのも自由だからなあ。マンションだとそこまでは無理だけど……まあ、まだお義母さん、ハナちゃんのお引越しの日取りは決まっていませんが。

　5月2日は午前中は耳鼻科に行って、散々待たされて本を一冊半読みました。「1時間半ほどかかると思いますが、待っている間が医術されますか？」なんて聞かれますが、こちとらそのために本を三冊も持って行っているんだよ。
　そして、午後は猫マスターと一緒に川崎市民ミュージアムへ。

岩合先生の「猫づくし」、やってるんです

撮影可能スポットもありました

　にゃんこ、みんなかわいいなあ。いろいろな島や、常滑、笠間など焼き物の産地の子たちなどを撮った作品がありました。本当にみんな、生き生きして表情があります。今瀬戸内国際芸術祭をやっている、瀬戸内海の小さな島々の子たちの写真もたくさんありました。こうなると、ちょっと行ってみたくなるねえ。

タグ：ハナちゃん 横須賀 猫マスター 猫づくし 岩合光昭 川崎市民ミュージアム 令和 GW マーリィ

場所はさくらんぼ東根かな

　深町秋生『探偵は女手ひとつ』読了。

　同じ作者の八神某シリーズはそんなに感心しなかったが、これは面白かったな。山形弁がばっちりだし、地方の不良感がよく出ていたし。作者が山形県南陽市出身だとわかって納得。でも、男の人だとは思っていなかったなあ。

タグ：ミステリ 深町秋生 探偵は女手ひとつ