GWが終わって……鶴岡へ その3 [旅行]
さて、水族館を見て、さらにバスに乗ります。市内に戻るのではなく、もうちょっと走って、終点の「湯野浜温泉」で下車。
湯野浜温泉には上区と下区の公衆浴場がありますが、上区は大人200円、下区は300円です。番台のおばさんに、安いほうの上区の場所を聞くと、そこから歩いても4分程度。安いほうに行こうかなー、なんて逡巡していると(ケチ……)、おばさんが、「上区はシャワーがないよ。どっちもいい湯だよ!」とおっしゃるので、そのまま下区に入っちゃうことにしました。
いやあ、あったまったー!! 上がって、「ああ気持ちよかったー!」と番台で言うと、おばさんも「サイコーだよ!」とおっしゃいました。
ゆったりとした気持ちでまたバスに乗り、市内に戻り、そこからゆるゆる歩いて宿に向かいます。この宿も今回の大きな目的地の一つ。
坂茂設計事務所の設計したホテル、「ショウナイホテル スイデンテラス」です。坂茂さんは女川駅のゆぽっぽなども設計していて、ここがあることを知って、一度来てみたかったのです。調べたら、そうバカ高い値段設定でもないので、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで予約してみました。ボロ宿好きの私としては、たいへんに思い切った決断です。
お風呂の中はさすがに写せませんでしたが、とてもきれいでした。しかし、お湯はぬるいし、天井が低くて狭苦しいし……湯野浜温泉下区公衆浴場に1ラウンドノックアウト負けでした。だいたい、こんなところまできてエアロバイクなんかこぐやつがいるんかい。そんなもんつくるから風呂がせまっ苦しくなるんじゃねえか……なんてぶつぶつ言いながら戻ります。
部屋のタブレットでレストランのメニューが見られるのですが、(特にお酒が)大変に高い。どんだけいいお酒か知りませんが、1合で1800円ってねえ……。ただし、ここで救いは、売店でお酒がほぼ原価(?)で売っていること。買うと、栓抜きと冷えたグラスを貸してくれるのは気が利いている。
お美味しかったし、こんなんでも一人ならけっこうお腹いっぱいになったりして。
さて、日も暮れて、さぞや田んぼのカエルが騒がしいかと思ったら、ホテルの中はえらいこと静かです。そんなはずないだろう、とベランダに出ました。
佐々大河の『ふしぎの国のバード』を数冊部屋に持ち帰って、のんびり読みました。イザベラ・バードの冒険記の漫画版です。けっこう面白い。
その後、また鶴岡エスモールから長距離バスに乗り、仙台に行って、母の見舞いをして帰りました。
鶴岡、なかなかいいなあ。スイデンテラスはともかく、街自体にはまた来たいなあ、と思いました。
鶴岡ツアー、終了です。
ほぼバス停の真ん前に、こんな建物があって
その下に湯野浜温泉下区公衆浴場の入り口があります
湯野浜温泉には上区と下区の公衆浴場がありますが、上区は大人200円、下区は300円です。番台のおばさんに、安いほうの上区の場所を聞くと、そこから歩いても4分程度。安いほうに行こうかなー、なんて逡巡していると(ケチ……)、おばさんが、「上区はシャワーがないよ。どっちもいい湯だよ!」とおっしゃるので、そのまま下区に入っちゃうことにしました。
ラッキー! 誰もいないじゃん
お湯はかなーり、熱いです!
いやあ、あったまったー!! 上がって、「ああ気持ちよかったー!」と番台で言うと、おばさんも「サイコーだよ!」とおっしゃいました。
どうだった?()
めちゃめちゃよかったよ!
おかげであたしも真っ白よ!()
……なるほど……
バス停近くには足湯もありますが
潰れているホテルもある。少々のさびれ感は否めない
バス停からはすぐ海です。こっちにもにゃんこ
湯上りは。これに勝てるやつがいたら連れて来い!
ついてくんなよ()
あんたしつこいよ!()
すんません、つい……
ゆったりとした気持ちでまたバスに乗り、市内に戻り、そこからゆるゆる歩いて宿に向かいます。この宿も今回の大きな目的地の一つ。
田んぼの中に立った低層の建物
紙素材が多用されています
もうわかる人はわかると思いますが……
坂茂設計事務所の設計したホテル、「ショウナイホテル スイデンテラス」です。坂茂さんは女川駅のゆぽっぽなども設計していて、ここがあることを知って、一度来てみたかったのです。調べたら、そうバカ高い値段設定でもないので、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで予約してみました。ボロ宿好きの私としては、たいへんに思い切った決断です。
客室への入り口
おしゃれな室内
田植えが終わったばかりのようです
この丸いのが温泉棟です
地下にフィットネスルームあり
お風呂の中はさすがに写せませんでしたが、とてもきれいでした。しかし、お湯はぬるいし、天井が低くて狭苦しいし……湯野浜温泉下区公衆浴場に1ラウンドノックアウト負けでした。だいたい、こんなところまできてエアロバイクなんかこぐやつがいるんかい。そんなもんつくるから風呂がせまっ苦しくなるんじゃねえか……なんてぶつぶつ言いながら戻ります。
部屋のタブレットでレストランのメニューが見られるのですが、(特にお酒が)大変に高い。どんだけいいお酒か知りませんが、1合で1800円ってねえ……。ただし、ここで救いは、売店でお酒がほぼ原価(?)で売っていること。買うと、栓抜きと冷えたグラスを貸してくれるのは気が利いている。
ぷはー、んまあい!
というわけで、お夕飯はグラスワイン1杯だけで
こんなのをいただきました
お美味しかったし、こんなんでも一人ならけっこうお腹いっぱいになったりして。
さて、日も暮れて、さぞや田んぼのカエルが騒がしいかと思ったら、ホテルの中はえらいこと静かです。そんなはずないだろう、とベランダに出ました。
果たして、ガラス戸を開けた途端にゲロゲロ大合唱でした!
ライブラリーには面白そうな本が充実しています
蔵書印のようなもの
この館内着は独特すぎるよなあ。私はいいけれども
佐々大河の『ふしぎの国のバード』を数冊部屋に持ち帰って、のんびり読みました。イザベラ・バードの冒険記の漫画版です。けっこう面白い。
朝食バイキング。いろいろ美味しいものがてんこ盛り
その後、また鶴岡エスモールから長距離バスに乗り、仙台に行って、母の見舞いをして帰りました。
鶴岡⇒仙台の車窓風景。新緑と雪が同居しています
鶴岡、なかなかいいなあ。スイデンテラスはともかく、街自体にはまた来たいなあ、と思いました。
鶴岡ツアー、終了です。
長いけど、すごい河内弁の世界 [本]
町田康『告白』読了。
河内音頭に歌われるような十人斬りという事件が起こっていたとは! 全然知らなかった。津山三十人殺ししか知らなかった。この作者は好きだけれども、850ページはきついかなあと思っていたら、意外とガンガン読めた。それにしても河内弁、おもろ。谷崎潤一郎賞受賞作。どういう作品を対象としているのかは知らないが、なんか賞はもらえる作品だと思う。
金原ひとみ『持たざる者』読了。
『蛇にピアス』以来読んでないかなあ、と思ったら、最後のあたりに既視感あり。たぶん、何かのオムニバス本に入っていたんだろうと思う。『蛇……』の時はなんか引いたけど、これは面白かった。
ロジャー・パルバース『驚くべき日本語』読了。
日本語に対する考え方が変わる。日本語礼賛というのでもなく、真に知日・親日の作者の日本語に対する愛が伝わる。
河内音頭に歌われるような十人斬りという事件が起こっていたとは! 全然知らなかった。津山三十人殺ししか知らなかった。この作者は好きだけれども、850ページはきついかなあと思っていたら、意外とガンガン読めた。それにしても河内弁、おもろ。谷崎潤一郎賞受賞作。どういう作品を対象としているのかは知らないが、なんか賞はもらえる作品だと思う。
金原ひとみ『持たざる者』読了。
『蛇にピアス』以来読んでないかなあ、と思ったら、最後のあたりに既視感あり。たぶん、何かのオムニバス本に入っていたんだろうと思う。『蛇……』の時はなんか引いたけど、これは面白かった。
ロジャー・パルバース『驚くべき日本語』読了。
日本語に対する考え方が変わる。日本語礼賛というのでもなく、真に知日・親日の作者の日本語に対する愛が伝わる。