青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その5 [旅行]
さて、盆地のためむあーっと暑い津和野を、レンタサイクルで走っていますが(今度はママチャリ。遅いけど、お尻は楽)。この津和野は、森鴎外の故郷ということで……
谷口ジローの『秋の舞姫』のイメージがあるので、どうも現地妻を冷たく捨てた男、という嫌な感じがしてしまうのですが、ここでいろいろと展示を見ると、改めてめちゃくちゃ多才な人だったことがわかりました(常識か)。医者で作家なんて今時はそう珍しいことではないのかもしれませんが、当時としては一流の知識人です。二度結婚して、その子供たちもみな才人ばかりだし。
うずめ飯、確か『美味しんぼ』に、奥様が飲んで帰ってきた旦那さんに出してあげたお夜食として出てきたと思う。ご飯の下にシイタケとかハムとか小さく切ったやつが埋まっていて、だし茶漬けっぽくてとてもおいしいです。暑かったけど……そして駅前に戻り、安野光雅美術館へ。
プラネタリウムの上演時間にうまく当たらなかったのが残念。このときは、『三国志」の絵の展覧会をやっていました。中国の風景が懐かしく、とても楽しかった!
その後まだしばらく時間があったので、暑いながらも無理無理走り回ったのですが……
弾圧で多くの人が命を落としているこの津和野ですが、森鴎外は津和野について書いた文章にはこの黒歴史については何一つ記していないという。忘れたのか、故意か。まあ、書きたくないこともあるよね。
まあそれもよかったのですが、なんといってもお米屋さんなら、これ。
お米屋さん、田舎の気楽さというか、店番の人がいなくてプラッシーを売ってもらえませんでした。飲みたかったなあ。
この後自転車を返し、そろそろ帰途につきます。
実は前夜、翌日がSLやまぐち号の運転日だということを知り、急遽ネットで調べたら、なんと津和野⇒新山口はまだ席がある! JR西日本の「5489ネット(ごよやくネット)」で窓際を押さえました!
新山口からは、一気に新幹線で帰りました。のぞみだとあっという間に着いちゃうなあ。
さて、まだ2日分しか使っていない青春18きっぷですが、計算したらすでに10,800円ほど使っています。あと3日分残っていますし、残り1,500円分は使わないと元が取れない。さて、あとはそんなに長旅はできないけど、どこに行こうかなあ。
だいぶブログの回数を引っ張りましたが、これで萩・津和野旅行は終了です。
森鴎外記念館に行きました
エントランス
中は撮影できませんが、涼しくてよかったー(こればっかり)
鴎外の旧宅が隣接しています
谷口ジローの『秋の舞姫』のイメージがあるので、どうも現地妻を冷たく捨てた男、という嫌な感じがしてしまうのですが、ここでいろいろと展示を見ると、改めてめちゃくちゃ多才な人だったことがわかりました(常識か)。医者で作家なんて今時はそう珍しいことではないのかもしれませんが、当時としては一流の知識人です。二度結婚して、その子供たちもみな才人ばかりだし。
鴎外記念館から、遠くの山に津和野城跡が望めました
昼食はうずめ飯
うずめ飯、確か『美味しんぼ』に、奥様が飲んで帰ってきた旦那さんに出してあげたお夜食として出てきたと思う。ご飯の下にシイタケとかハムとか小さく切ったやつが埋まっていて、だし茶漬けっぽくてとてもおいしいです。暑かったけど……そして駅前に戻り、安野光雅美術館へ。
安野先生の故郷は、この津和野なのです
さすがに展覧会は撮影禁止ですが、ここには絵本図書館やプラネタリウムが併設されています
プラネタリウムの上演時間にうまく当たらなかったのが残念。このときは、『三国志」の絵の展覧会をやっていました。中国の風景が懐かしく、とても楽しかった!
その後まだしばらく時間があったので、暑いながらも無理無理走り回ったのですが……
カトリック津和野教会
明治時代にこの地に流されてきたキリシタンの人たちの事件の記録が展示されています
結構えぐい人形もある
弾圧で多くの人が命を落としているこの津和野ですが、森鴎外は津和野について書いた文章にはこの黒歴史については何一つ記していないという。忘れたのか、故意か。まあ、書きたくないこともあるよね。
その後、歴史民俗資料館なんかも見ましたが
一番最後に見たのはこの「鯉の米屋」
ふつうのお米屋さんなのですが、たくさんの鯉を飼っています。見学自由
小さい子は水槽の中
まあそれもよかったのですが、なんといってもお米屋さんなら、これ。
プラッシー!!
やっぱり下になんか沈んでる!
お米屋さん、田舎の気楽さというか、店番の人がいなくてプラッシーを売ってもらえませんでした。飲みたかったなあ。
この後自転車を返し、そろそろ帰途につきます。
実は前夜、翌日がSLやまぐち号の運転日だということを知り、急遽ネットで調べたら、なんと津和野⇒新山口はまだ席がある! JR西日本の「5489ネット(ごよやくネット)」で窓際を押さえました!
津和野駅
これは、街中で撮った下りの汽車
へへ、SL乗れるよ、うれしいな
レトロな車内
窓に煙がたなびきます
沿線はずっとこんなんです
新山口からは、一気に新幹線で帰りました。のぞみだとあっという間に着いちゃうなあ。
さて、まだ2日分しか使っていない青春18きっぷですが、計算したらすでに10,800円ほど使っています。あと3日分残っていますし、残り1,500円分は使わないと元が取れない。さて、あとはそんなに長旅はできないけど、どこに行こうかなあ。
だいぶブログの回数を引っ張りましたが、これで萩・津和野旅行は終了です。
青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その4 [旅行]
防長バスは萩を出ると、緑深い風景の中をずーっと、1時間半ほども走ります。
この1時間半の道のり、バスの本数が少ないから切符がとれるかしらなんてハラハラしていたのですが、最初に乗ったのは2人……その後も津和野までの間の乗り降りは、5~6人といったところ。ほとんどタクシー状態の部分もかなりありました。
宿までは歩いて16分ほど。ちょっと遠い……汗だくで歩きます。
民宿につくと、ありがたいことにすぐにお風呂が使えました。民宿ということで大浴場ではなく、家庭用のお風呂サイズなのですが、萩では一日中汗まみれで自転車で走り回っていたので、気持ちよかったー! スポーツサイクル、速くていいんだけどサドルが細くてお尻が痛くなりました。
お風呂上りに、「この辺にビール買いに行けるところはありますか?」とおかみさんに尋ねると、「うーん、歩けど遠いかも」ということで、しょんぼりしていたら、「この冷蔵庫の中の飲み物は全部100円だから」と教えてくださった冷蔵庫の中に、なんと、ビールが!! 100円って……ありがとうございました!!
ぐっすりと眠って、翌朝は、ご飯の後で駅前まで宿の車で送っていただきました。
まずは自転車を鳥居の下まで乗り付け、太鼓谷稲成神社に上ります。
この人が、「おはようございまーす」なんて通り過ぎるときに音がしたので、ふと見ると、腰にクマよけの大きな鈴をつけている!
この近くからロープウェーに乗っていくと、日本名城100選にも入っている津和野城跡に行けるのですが、ロープウェー乗り場のおじさんに強く止められて断念。
「ロープウェーに乗るのは5分、お城は云って帰って40分~1時間かかるけえ、こんな暑いときにはお勧めしてません」とのこと。虫やなんかもいっぱい出るというので……泣く泣く諦めました。
山を下りて、また自転車で行きます。
ぶらぶらと見学していたら、ここで草を刈っていたおじさんが、「鳥居にかかっている額をよく見てみな!」と声をかけてきました。
なんかこの建物、大きな杉玉が下がっていたから、お酒の工場だったんじゃないのかなあ。
なんて思いながらまた走っていくと、大きな道の駅があったので、ここで一休みすることにしました。
この道の駅、温泉が隣接していて、もちろん普通に現地の特産品やお土産品も売っているのですが、隣に小さなステージがしつらえてあり、開演を待っている人たちがいる。開演を一緒に待ってみると……
お神楽の先生(?)のご紹介によると、小学生の子は、なんと幼稚園の頃からお神楽を習いに来ているという。堂々たる動きで、お囃子に合わせた首の振り方などばっちり決まっています。中学生の子の鬼もとても素晴らしかったのですが、「もうちょっと肉をつけないと迫力が出ないから、もっと食べるように」なんて言われています。
午前2回、午後2回舞台があるようですが、私が見た午前中の1回目の舞台は正味30分。このお面と衣装を着けたまま、二人はほぼ踊りっぱなしです。すごいなあ。感動しました。
ここで終わろうと思っていたけれど、やっぱり長いからもう一回続けます。
途中見る農家がまあ、でっかいのなんの
この1時間半の道のり、バスの本数が少ないから切符がとれるかしらなんてハラハラしていたのですが、最初に乗ったのは2人……その後も津和野までの間の乗り降りは、5~6人といったところ。ほとんどタクシー状態の部分もかなりありました。
ようやく到着した津和野駅前
SLが飾られています!
宿までは歩いて16分ほど。ちょっと遠い……汗だくで歩きます。
こんな、こぢんまりしたところ
民宿につくと、ありがたいことにすぐにお風呂が使えました。民宿ということで大浴場ではなく、家庭用のお風呂サイズなのですが、萩では一日中汗まみれで自転車で走り回っていたので、気持ちよかったー! スポーツサイクル、速くていいんだけどサドルが細くてお尻が痛くなりました。
部屋の名前は西周
いい感じのお部屋
お風呂上りに、「この辺にビール買いに行けるところはありますか?」とおかみさんに尋ねると、「うーん、歩けど遠いかも」ということで、しょんぼりしていたら、「この冷蔵庫の中の飲み物は全部100円だから」と教えてくださった冷蔵庫の中に、なんと、ビールが!! 100円って……ありがとうございました!!
ありがとう!
その後のお夕飯では少し地酒もいただきました
ぐっすりと眠って、翌朝は、ご飯の後で駅前まで宿の車で送っていただきました。
性懲りもなく自転車を借ります。ほかに足ないし
川のほとりに鷺舞の像が
山があって、川があって、いいところだなあ。暑いけど
鷺舞の像のほかに、鯉の像もありました
きれいな掘割に大きな鯉がたくさん泳いでいるのです
まずは自転車を鳥居の下まで乗り付け、太鼓谷稲成神社に上ります。
お稲荷さんなので、赤い鳥居がたちの並びます
まだ朝の8時台だったので、鳥居周りをきれいに手入れをする方もいました
この人が、「おはようございまーす」なんて通り過ぎるときに音がしたので、ふと見ると、腰にクマよけの大きな鈴をつけている!
汗だくで上ると、こんな壮麗な風景があります
お供物はもちろん油揚げです
この近くからロープウェーに乗っていくと、日本名城100選にも入っている津和野城跡に行けるのですが、ロープウェー乗り場のおじさんに強く止められて断念。
「ロープウェーに乗るのは5分、お城は云って帰って40分~1時間かかるけえ、こんな暑いときにはお勧めしてません」とのこと。虫やなんかもいっぱい出るというので……泣く泣く諦めました。
実際、蛇はいました
山を下りて、また自転車で行きます。
西周の生家
近くの堀にはきれいな川トンボが飛んでいる。水がきれいなんだな
次に行ったのは、鷲原八幡宮
ここでは、4月に流鏑馬の神事をやるという
ぶらぶらと見学していたら、ここで草を刈っていたおじさんが、「鳥居にかかっている額をよく見てみな!」と声をかけてきました。
あ! よく見ると文字の一角一角が鳥になってる! かわいいぞ
隣接していた売り物件も気にはなった
なんかこの建物、大きな杉玉が下がっていたから、お酒の工場だったんじゃないのかなあ。
なんて思いながらまた走っていくと、大きな道の駅があったので、ここで一休みすることにしました。
もう少し涼しかったら温泉も入ったんだけど……
この道の駅、温泉が隣接していて、もちろん普通に現地の特産品やお土産品も売っているのですが、隣に小さなステージがしつらえてあり、開演を待っている人たちがいる。開演を一緒に待ってみると……
御神楽が始まりました!
この鬼は中学生
この神様はなんと小学生らしい!
カーテンコール!
お神楽の先生(?)のご紹介によると、小学生の子は、なんと幼稚園の頃からお神楽を習いに来ているという。堂々たる動きで、お囃子に合わせた首の振り方などばっちり決まっています。中学生の子の鬼もとても素晴らしかったのですが、「もうちょっと肉をつけないと迫力が出ないから、もっと食べるように」なんて言われています。
午前2回、午後2回舞台があるようですが、私が見た午前中の1回目の舞台は正味30分。このお面と衣装を着けたまま、二人はほぼ踊りっぱなしです。すごいなあ。感動しました。
ここで終わろうと思っていたけれど、やっぱり長いからもう一回続けます。
青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その3 [旅行]
前回変なところで切ってしまいましたが、8月3日に回った灼熱の萩の続きです。
前回は、明倫学舎にたどり着いて、ご当地キャラの萩にゃんに出会ったところで力尽きました。明倫学舎の中は、涼しい! 入ったとたんに係員のおばさまが、冷風機からの風をダーッと浴びせてくれました。感謝感激です。
ここは萩藩校明倫館であったところに、平成26年までは授業をしていた明倫小学校が建ち、今は萩の観光拠点の明倫学舎になったという複雑なところ。
その後、涼しい明倫学舎を無理やり出て、ほど近い武家屋敷を回りました。
有料のところにきちんと入ってみれば、きれいに整備されていたのかもしれないのですが、無料でちょっと見た屋敷は荒れ果ててしまっていて……なんというか、ちょっと雨月物語を思わせるような……とにかく暑すぎるのが問題だ
で、ちょっと早めに駅に引き返してレンタサイクルを返しました。
スポーツサイクルのレンタルはまだ試験中らしく、アンケートに答えてくれたらプレゼントがもらえるというので、書いたところ、いただいたのは萩焼の湯飲み……ちょっと、重いんですけど。先に言ってよ!まあ、きれいだったんだけどさ。
この後は路線バスで山の中を1時間半ほども走って津和野に向かうのですが、そのバスの待合所にはなんと……
みんな保護猫ちゃんだそうで、しかもこの建物の中のいくつかの土産物屋さんでバラバラに飼っている他にゃんどうしというのですが、仲良く遊んでいます。それよりもすごかったのはこの子達、全員が……
おばさま、「教えるのに三日もかかった。手が腱鞘炎になりそうだった」というのですが、ほんと? ほんとにみんな三日でできたの? いやあ、驚いた。
しつこく続く。
前回は、明倫学舎にたどり着いて、ご当地キャラの萩にゃんに出会ったところで力尽きました。明倫学舎の中は、涼しい! 入ったとたんに係員のおばさまが、冷風機からの風をダーッと浴びせてくれました。感謝感激です。
明倫学舎入口
ここは萩藩校明倫館であったところに、平成26年までは授業をしていた明倫小学校が建ち、今は萩の観光拠点の明倫学舎になったという複雑なところ。
砂消しで、よくノートを破ったもんです
こういう寸胴に、カレーうどんが入ってたのを思い出しました
全体模型
屋根組を公開して
木組みの構造を紹介している部屋もありました
有備館の中も公開中
槍術などの練習をしたところです
大砲もあった
活用している建物の後ろ側には、まだ旧校舎が残っています
その後、涼しい明倫学舎を無理やり出て、ほど近い武家屋敷を回りました。
暑くてあんまり真面目に見られていません
有料のところにきちんと入ってみれば、きれいに整備されていたのかもしれないのですが、無料でちょっと見た屋敷は荒れ果ててしまっていて……なんというか、ちょっと雨月物語を思わせるような……とにかく暑すぎるのが問題だ
で、ちょっと早めに駅に引き返してレンタサイクルを返しました。
スポーツサイクルのレンタルはまだ試験中らしく、アンケートに答えてくれたらプレゼントがもらえるというので、書いたところ、いただいたのは萩焼の湯飲み……ちょっと、重いんですけど。先に言ってよ!まあ、きれいだったんだけどさ。
この後は路線バスで山の中を1時間半ほども走って津和野に向かうのですが、そのバスの待合所にはなんと……
お土産物屋さんで飼っている猫ちゃんたちだそうです
この子はまだ3か月。かーわいい
なんかくれんの?()
だって、君たちさっきちゅーるもらってたでしょ
みんな保護猫ちゃんだそうで、しかもこの建物の中のいくつかの土産物屋さんでバラバラに飼っている他にゃんどうしというのですが、仲良く遊んでいます。それよりもすごかったのはこの子達、全員が……
お座り、お手、お代わりができるのです!!
おばさま、「教えるのに三日もかかった。手が腱鞘炎になりそうだった」というのですが、ほんと? ほんとにみんな三日でできたの? いやあ、驚いた。
暑かった萩を離れ、さらに暑い津和野に向かいます
しつこく続く。
青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その2 [旅行]
さて、萩の夜。元遊郭・芳和楼は、元は小料理屋も併設していたようなのですが、今はもう素泊まりしかないわけで、宿のおじさんに聞いて居酒屋へ。
ここの居酒屋さんは「ぼでこ」という名前で、どうもこれはこのあたりでカサゴを指す言葉のようですが、惜しむらくは、ぼでこのお刺身が、「今日のは小さすぎて御造りにできない」といわれてしまって食べられなかったこと。がっくし。ほかにもいろいろと、私の知っているのと違う呼び方をする魚があるようでした。そうだよねえ、遠くまで来たんだもんねえ。
ここのラッキョウ漬けはすごくおいしかったし、雰囲気の良いお店ではありました。まあ、汗びっしょりで真っ黒い顔した見知らぬ女がカメラ持って入ってきて、一人で酒食らっているのだから、気も遣うだろうけど。
腹ごしらえも済んで、夏祭りに賑わう街中をお散歩です。
商店街を歩いていくと、何やらブラスバンドの演奏があるみたい……ちょっと待っていたら、始まりました。浴衣を着た演奏者が奏でるのは、北の宿から、越冬つばめ、夜桜お七と、いいじゃん、この選曲! 指揮者のおじさんも浴衣がばっちり決まっています。
曲目はその後、なぜかしっとりとペンギンズ・メモリー……前の方のフルート奏者の人だけ、なんかひらひらした白いドレスだなあと思っていたら、次の裸足の季節で、やおら立ち上がってマイクをとって歌い踊り始めました! 萩の森口博子的な方なのでしょうか。ノリノリで、会場も大盛り上がり。
夜の間はちょっと涼しくていいなあ、なんて、寝酒を買って帰りました。
翌朝は、ちょっと早く起きて、朝食を買いがてら海に近い方の伝統的な町並みの保存されている地区を散歩しました。まだ気温はさほど上がっておらず、まあ何とか歩ける感じ。
まだ涼しいからにゃんこも出ていてうれしい。
さて、いよいよ宿を引き払って荷物を引きずり、東萩駅前へ。レンタサイクル屋さんでスポーツサイクルを借りました。ママチャリよりもペダルが軽くてスピードが出るのがうれしい。
店のおじさんが、「萩には世界遺産が四つあって……」と地図で説明してくれたのですが、いきなり別な道を行ってしまい……
途中で道を聞いたおばさんが、橋まで戻るのも大変だから、自転車ごと載せてくれるか聞いてみたら? と、渡し船の場所を教えてくれました。湾をゆっくりと渡ってくれる、無料の渡し船です。橋ができる前にはたくさんの船があったらしいのですが、今では観光用にこの1台を残すのみとなったとのこと。方向音痴でも、まあ得したようなもんじゃん。
この後頑張って自転車をこぐのですが、気温は上昇するばかり。滝のような汗をかきつつ走ります。で、まずついたのが、ここ。
どこも、季節さえよければいいところなんだと思いますが、暑くてどうにもこうにも感想が出ません。
と、ようやくちょっと涼しいところにたどり着きましたが、次回に続けます。
一人だし、大したものも食べていませんが……少し地酒もいただいて
ここの居酒屋さんは「ぼでこ」という名前で、どうもこれはこのあたりでカサゴを指す言葉のようですが、惜しむらくは、ぼでこのお刺身が、「今日のは小さすぎて御造りにできない」といわれてしまって食べられなかったこと。がっくし。ほかにもいろいろと、私の知っているのと違う呼び方をする魚があるようでした。そうだよねえ、遠くまで来たんだもんねえ。
ここのラッキョウ漬けはすごくおいしかったし、雰囲気の良いお店ではありました。まあ、汗びっしょりで真っ黒い顔した見知らぬ女がカメラ持って入ってきて、一人で酒食らっているのだから、気も遣うだろうけど。
腹ごしらえも済んで、夏祭りに賑わう街中をお散歩です。
チームによるよさこい(?)パレード。派手さはないが、楽しそう
商店街を歩いていくと、何やらブラスバンドの演奏があるみたい……ちょっと待っていたら、始まりました。浴衣を着た演奏者が奏でるのは、北の宿から、越冬つばめ、夜桜お七と、いいじゃん、この選曲! 指揮者のおじさんも浴衣がばっちり決まっています。
曲目はその後、なぜかしっとりとペンギンズ・メモリー……前の方のフルート奏者の人だけ、なんかひらひらした白いドレスだなあと思っていたら、次の裸足の季節で、やおら立ち上がってマイクをとって歌い踊り始めました! 萩の森口博子的な方なのでしょうか。ノリノリで、会場も大盛り上がり。
夜の間はちょっと涼しくていいなあ、なんて、寝酒を買って帰りました。
翌朝は、ちょっと早く起きて、朝食を買いがてら海に近い方の伝統的な町並みの保存されている地区を散歩しました。まだ気温はさほど上がっておらず、まあ何とか歩ける感じ。
宿の部屋から外を見る。屋根、かなりきてる
近くで第一町猫発見!
朝からクマゼミがやかましい
お祭り用の船かな?
あ、かわいい
まだ涼しいからにゃんこも出ていてうれしい。
お、あんなところにも
にゃんだよ()
りっぱな茶トラさん
スーパー、つぶれちゃったんだ……
謎の看板
お祭りで、いろいろ役割があるらしい
宿に帰って、でっかいを二つ頂きました
さて、いよいよ宿を引き払って荷物を引きずり、東萩駅前へ。レンタサイクル屋さんでスポーツサイクルを借りました。ママチャリよりもペダルが軽くてスピードが出るのがうれしい。
店のおじさんが、「萩には世界遺産が四つあって……」と地図で説明してくれたのですが、いきなり別な道を行ってしまい……
渡し船に助けられました
途中で道を聞いたおばさんが、橋まで戻るのも大変だから、自転車ごと載せてくれるか聞いてみたら? と、渡し船の場所を教えてくれました。湾をゆっくりと渡ってくれる、無料の渡し船です。橋ができる前にはたくさんの船があったらしいのですが、今では観光用にこの1台を残すのみとなったとのこと。方向音痴でも、まあ得したようなもんじゃん。
この後頑張って自転車をこぐのですが、気温は上昇するばかり。滝のような汗をかきつつ走ります。で、まずついたのが、ここ。
恵比須ケ鼻造船所跡
日本海はきれいですが、暑い
萩反射炉。暑い
松下村塾。暑い
夏みかんソフトクリームでちょっと元気を取り戻して
伊藤博文んち。暑い
どこも、季節さえよければいいところなんだと思いますが、暑くてどうにもこうにも感想が出ません。
世界遺産ビジターセンターになっている、明倫学舎
萩にゃん、ここ涼しいじゃん!!
と、ようやくちょっと涼しいところにたどり着きましたが、次回に続けます。
おまけ
芳和楼のお風呂。構わないけど、岩に腰掛けるのは、嫌がる人もいるかもよ
三十代…… [本]
俵万智『101個目のレモン』読了。
エッセイを読むたびに感心するし、面白いのだけれども、これが30代で書いた文章とは恐れ入っちゃうなあ。歌詠み、恐るべし。かなり読みたい歌集・本が出てきて、図書館に予約。
エッセイを読むたびに感心するし、面白いのだけれども、これが30代で書いた文章とは恐れ入っちゃうなあ。歌詠み、恐るべし。かなり読みたい歌集・本が出てきて、図書館に予約。
青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その1 [旅行]
さて、今回ちょっと出遅れていますが、青春18きっぷの夏のシーズンはとっくに始まっています。とはいえ、ムーンライトながらの今年の運転開始は8月1日の夜から。というわけで、何とかこれをゲット(平日だから割と楽勝だったのかもしれない、と思いつつ、乗ったらやはり満席)。
今回は、ムーンライトながらで大垣についたら、東海道本線で米原に行き、そこからはなんと、新幹線で米原⇒京都⇒広島と移動し、京都からは山陽本線で岩国に向かいます。
錦帯橋、一度は見たかった。きれいなところでした。水があり、山があり。で、岩国までの行き方はともかく、岩国駅からは案外たくさんバスがあって、思ったよりも行きやすかったです。
いただいたのは、岩国海軍飛行艇カレー。レンコンの揚げたやつと、角切りにしてバターで炒めたのが入っていて、香ばしい。その後、徳山までの電車に乗ったのですが……
両方とも1両しかない電車でしたが、なんか美祢線、冷房がないのか、暑かったー! 地元の高校生なんかも汗だくでした。
浴衣で乗っていた地元の高校生? を見て思ったのですが、なんか都会の子の無理やり浴衣を着たって感じに比べ、とても自然で、決まっている。着慣れているのか、どうなのか。きっと、おばあちゃんやお母さんもいつも着ていて、きれいに着付けてくれるんだろうなあ……
本当は、東萩で降りなくちゃいけなかったのですが……宿に電話をしたら、「かなり歩くからバスに乗れば?」というアドバイス。折よく100円で市内を回るバスが来たので乗り込んで事なきを得ました。まあ、暑いからどうせ汗びっしょりですが。
はっきり言って、かなりマニア向けの宿だと思っていたのですが、ファミリーで泊まる強者もいました。しかし、トイレがいまだ「ぼっとん」であるのにはびっくり! 夜中は、遊女の幽霊なんか出たら嫌なので、トイレに行けませんでした。
写真が多くなってしまったので、つづきます。
今回は、ムーンライトながらで大垣についたら、東海道本線で米原に行き、そこからはなんと、新幹線で米原⇒京都⇒広島と移動し、京都からは山陽本線で岩国に向かいます。
駅前はなんか工事してた
ここからはバスです。本数、けっこうあった
着いたぞ、錦帯橋!!
川の水が本当にきれい
川遊びに興じる人たちもいます
錦帯橋、一度は見たかった。きれいなところでした。水があり、山があり。で、岩国までの行き方はともかく、岩国駅からは案外たくさんバスがあって、思ったよりも行きやすかったです。
岩国駅前でカレーを食べました
不覚! カレーをかけた写真を撮るのを忘れた!!
いただいたのは、岩国海軍飛行艇カレー。レンコンの揚げたやつと、角切りにしてバターで炒めたのが入っていて、香ばしい。その後、徳山までの電車に乗ったのですが……
2両編成の山陽本線
車窓から視界に広がる蓮田。だからレンコンなのか!
徳山からはまたこだまに!
え?
まさかのキティちゃんコラボ車両でした
新幹線を厚狭で降り、ここから美祢線!
そして長門市からは山陰本線に乗り換えます
夏祭りがあるので、浴衣の娘さんも乗っている
両方とも1両しかない電車でしたが、なんか美祢線、冷房がないのか、暑かったー! 地元の高校生なんかも汗だくでした。
浴衣で乗っていた地元の高校生? を見て思ったのですが、なんか都会の子の無理やり浴衣を着たって感じに比べ、とても自然で、決まっている。着慣れているのか、どうなのか。きっと、おばあちゃんやお母さんもいつも着ていて、きれいに着付けてくれるんだろうなあ……
そしてとうとう到着した萩!
素敵な駅ですが、駅前は寂しい……
本当は、東萩で降りなくちゃいけなかったのですが……宿に電話をしたら、「かなり歩くからバスに乗れば?」というアドバイス。折よく100円で市内を回るバスが来たので乗り込んで事なきを得ました。まあ、暑いからどうせ汗びっしょりですが。
やっと着いた、芳和楼
元遊郭です
部屋のTVはブラウン管にチューナー
階段傾いてるし、廊下波打ってるし
はっきり言って、かなりマニア向けの宿だと思っていたのですが、ファミリーで泊まる強者もいました。しかし、トイレがいまだ「ぼっとん」であるのにはびっくり! 夜中は、遊女の幽霊なんか出たら嫌なので、トイレに行けませんでした。
写真が多くなってしまったので、つづきます。
危なかった [本]
カズオ・イシグロ『浮世の画家』読了。
何だかなー、あんまりおもしろくなかったんだけれど、これは映画(ドラマだっけ?)で見てみるべきなのかな。ただ、英語で書かれたのをここまで訳したのがすごいというのはよくわかるけれど。作者のご両親にも感心されたらしいし。
大沢在昌『心では重すぎる(上・下)読了。
途中まで(下巻のかなり後ろの方まで)、かなり盛り上がって読んでいたが、途中この文庫本を横浜駅で落とすという大アクシデントが! しかもムーンライトに乗り込む前の深夜のことで、おおいに動揺。幸い見つかったけれど、これを取りに行けたのは、旅が終わってから。なんか冷めちゃって、残念ながらあまり面白くならず。長いのに。
何だかなー、あんまりおもしろくなかったんだけれど、これは映画(ドラマだっけ?)で見てみるべきなのかな。ただ、英語で書かれたのをここまで訳したのがすごいというのはよくわかるけれど。作者のご両親にも感心されたらしいし。
大沢在昌『心では重すぎる(上・下)読了。
途中まで(下巻のかなり後ろの方まで)、かなり盛り上がって読んでいたが、途中この文庫本を横浜駅で落とすという大アクシデントが! しかもムーンライトに乗り込む前の深夜のことで、おおいに動揺。幸い見つかったけれど、これを取りに行けたのは、旅が終わってから。なんか冷めちゃって、残念ながらあまり面白くならず。長いのに。