一休さんの時代に [本]
杉本苑子『華の碑文』読了。
能が足利義満の頃に庇護されて発展したということは何となく日本史の知識として知っていたが……観阿弥・世阿弥は物語によってちょっと身近に感じられるようにはなったけれど、お能自体があまり身近じゃないからなあ。
丸山宗利『昆虫こわい』読了。
タイトルが、「まんじゅうこわい」からきているというだけあって、虫を捕るのが面白くて仕方がないのだな、この人は。もちろん、この研究が地球環境保護につながるということはあるけれども、それ以上に、虫取り網を持ったまま大人になってしまったような……『きらめく甲虫』に続き、これも面白かった。次は『ツノゼミ』かな。元たまの知久君がツノゼミのコレクターだったり、ジャポニカ学習長の虫表紙を撮った人なんかも出てきて、びっくり。
福澤徹三『幻日』読了。
怖い話の短編集。面白いような、そうでもないような。気持ち悪怖い感じはあるけれど。それにしても、同じタイトルの小説ってけっこうあるのね。
山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』読了。
SFなのかなんなのか。静かなトーンだけれども、なんとも不思議なテイストの作品。割と気に入った。この人のは別のも借りてみましょう。
能が足利義満の頃に庇護されて発展したということは何となく日本史の知識として知っていたが……観阿弥・世阿弥は物語によってちょっと身近に感じられるようにはなったけれど、お能自体があまり身近じゃないからなあ。
丸山宗利『昆虫こわい』読了。
タイトルが、「まんじゅうこわい」からきているというだけあって、虫を捕るのが面白くて仕方がないのだな、この人は。もちろん、この研究が地球環境保護につながるということはあるけれども、それ以上に、虫取り網を持ったまま大人になってしまったような……『きらめく甲虫』に続き、これも面白かった。次は『ツノゼミ』かな。元たまの知久君がツノゼミのコレクターだったり、ジャポニカ学習長の虫表紙を撮った人なんかも出てきて、びっくり。
福澤徹三『幻日』読了。
怖い話の短編集。面白いような、そうでもないような。気持ち悪怖い感じはあるけれど。それにしても、同じタイトルの小説ってけっこうあるのね。
山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』読了。
SFなのかなんなのか。静かなトーンだけれども、なんとも不思議なテイストの作品。割と気に入った。この人のは別のも借りてみましょう。
青春18きっぷ2019夏の陣ー西国への旅 その5 [旅行]
さて、盆地のためむあーっと暑い津和野を、レンタサイクルで走っていますが(今度はママチャリ。遅いけど、お尻は楽)。この津和野は、森鴎外の故郷ということで……
谷口ジローの『秋の舞姫』のイメージがあるので、どうも現地妻を冷たく捨てた男、という嫌な感じがしてしまうのですが、ここでいろいろと展示を見ると、改めてめちゃくちゃ多才な人だったことがわかりました(常識か)。医者で作家なんて今時はそう珍しいことではないのかもしれませんが、当時としては一流の知識人です。二度結婚して、その子供たちもみな才人ばかりだし。
うずめ飯、確か『美味しんぼ』に、奥様が飲んで帰ってきた旦那さんに出してあげたお夜食として出てきたと思う。ご飯の下にシイタケとかハムとか小さく切ったやつが埋まっていて、だし茶漬けっぽくてとてもおいしいです。暑かったけど……そして駅前に戻り、安野光雅美術館へ。
プラネタリウムの上演時間にうまく当たらなかったのが残念。このときは、『三国志」の絵の展覧会をやっていました。中国の風景が懐かしく、とても楽しかった!
その後まだしばらく時間があったので、暑いながらも無理無理走り回ったのですが……
弾圧で多くの人が命を落としているこの津和野ですが、森鴎外は津和野について書いた文章にはこの黒歴史については何一つ記していないという。忘れたのか、故意か。まあ、書きたくないこともあるよね。
まあそれもよかったのですが、なんといってもお米屋さんなら、これ。
お米屋さん、田舎の気楽さというか、店番の人がいなくてプラッシーを売ってもらえませんでした。飲みたかったなあ。
この後自転車を返し、そろそろ帰途につきます。
実は前夜、翌日がSLやまぐち号の運転日だということを知り、急遽ネットで調べたら、なんと津和野⇒新山口はまだ席がある! JR西日本の「5489ネット(ごよやくネット)」で窓際を押さえました!
新山口からは、一気に新幹線で帰りました。のぞみだとあっという間に着いちゃうなあ。
さて、まだ2日分しか使っていない青春18きっぷですが、計算したらすでに10,800円ほど使っています。あと3日分残っていますし、残り1,500円分は使わないと元が取れない。さて、あとはそんなに長旅はできないけど、どこに行こうかなあ。
だいぶブログの回数を引っ張りましたが、これで萩・津和野旅行は終了です。
森鴎外記念館に行きました
エントランス
中は撮影できませんが、涼しくてよかったー(こればっかり)
鴎外の旧宅が隣接しています
谷口ジローの『秋の舞姫』のイメージがあるので、どうも現地妻を冷たく捨てた男、という嫌な感じがしてしまうのですが、ここでいろいろと展示を見ると、改めてめちゃくちゃ多才な人だったことがわかりました(常識か)。医者で作家なんて今時はそう珍しいことではないのかもしれませんが、当時としては一流の知識人です。二度結婚して、その子供たちもみな才人ばかりだし。
鴎外記念館から、遠くの山に津和野城跡が望めました
昼食はうずめ飯
うずめ飯、確か『美味しんぼ』に、奥様が飲んで帰ってきた旦那さんに出してあげたお夜食として出てきたと思う。ご飯の下にシイタケとかハムとか小さく切ったやつが埋まっていて、だし茶漬けっぽくてとてもおいしいです。暑かったけど……そして駅前に戻り、安野光雅美術館へ。
安野先生の故郷は、この津和野なのです
さすがに展覧会は撮影禁止ですが、ここには絵本図書館やプラネタリウムが併設されています
プラネタリウムの上演時間にうまく当たらなかったのが残念。このときは、『三国志」の絵の展覧会をやっていました。中国の風景が懐かしく、とても楽しかった!
その後まだしばらく時間があったので、暑いながらも無理無理走り回ったのですが……
カトリック津和野教会
明治時代にこの地に流されてきたキリシタンの人たちの事件の記録が展示されています
結構えぐい人形もある
弾圧で多くの人が命を落としているこの津和野ですが、森鴎外は津和野について書いた文章にはこの黒歴史については何一つ記していないという。忘れたのか、故意か。まあ、書きたくないこともあるよね。
その後、歴史民俗資料館なんかも見ましたが
一番最後に見たのはこの「鯉の米屋」
ふつうのお米屋さんなのですが、たくさんの鯉を飼っています。見学自由
小さい子は水槽の中
まあそれもよかったのですが、なんといってもお米屋さんなら、これ。
プラッシー!!
やっぱり下になんか沈んでる!
お米屋さん、田舎の気楽さというか、店番の人がいなくてプラッシーを売ってもらえませんでした。飲みたかったなあ。
この後自転車を返し、そろそろ帰途につきます。
実は前夜、翌日がSLやまぐち号の運転日だということを知り、急遽ネットで調べたら、なんと津和野⇒新山口はまだ席がある! JR西日本の「5489ネット(ごよやくネット)」で窓際を押さえました!
津和野駅
これは、街中で撮った下りの汽車
へへ、SL乗れるよ、うれしいな
レトロな車内
窓に煙がたなびきます
沿線はずっとこんなんです
新山口からは、一気に新幹線で帰りました。のぞみだとあっという間に着いちゃうなあ。
さて、まだ2日分しか使っていない青春18きっぷですが、計算したらすでに10,800円ほど使っています。あと3日分残っていますし、残り1,500円分は使わないと元が取れない。さて、あとはそんなに長旅はできないけど、どこに行こうかなあ。
だいぶブログの回数を引っ張りましたが、これで萩・津和野旅行は終了です。