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延ばした旅 -瀬戸内国際芸術祭2019を訪ねて その2- [旅行]

 翌日は、リュック[ふくろ]を高松駅に預け、フェリー[船]でまず大島へ。
 ハンセン病回復者の国立療養施設がある大島に行く船[船]は、切符代はいりません。そう大きな船[船]ではなく、私は何とか並んで乗り込めましたが、席はなし。たかだか30分程度[時計]の航路ではありますが……。
 あまりにも観光客が多すぎて、月に一度の礼拝のためにやってくる係の人(?)が船に乗り込めなかったらしく、あとからヘリで来られたようです。

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航路が表示されるモニター


 気候のせいもありますが、とても静かで穏やかな感じの島です。療養所のエリアには、一般観光客は立ち入ることができません。全島禁煙です。

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宗教地区というのがありました

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教会もあり、お寺のようなのもありました

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鴻池朋子さんの《リングワンデルング》は、島の北端全体が作品

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細い山道を行くので、一応入山証を渡されます

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山道に、こんな感じの立て札があって、怖い

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こんな骨を思わせるものがあったりするのも怖い

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時折見える絶景。海は青い

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療養所「青松園」のある方向。新旧の建物が見える

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古い居住者の宿舎を利用して、作品が作られていました

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あの『しばてん』の田島征三先生の作品は、怖い

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泣く人魚や

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「どうして私を捨てたの?」と各国語で叫ぶ浮遊ゴミ

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ここは共同浴場のようです

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カフェでいただいたチーズケーキ(甘夏ママレード添え)とコーヒー[喫茶店]は美味しかった


 重いテーマを扱った激しい作品が多かったので、お茶[喫茶店]とお菓子でほっと一息つけました。

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大島⇒男木島は臨時便です

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ちゃんと席はあったので、つり革不要


 男木島まではわずか15分[時計]ほど。高速艇[船]らしく、気持ちよく飛ばしていきます。[ダッシュ(走り出すさま)]

 大島の滞在時間は2時間程度[時計]でしたが、やっぱり行ってよかったな。
 次の島々に続きます。


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意外な終わり方2編 [本]

 乙川優一郎『さざなみ情話』読了。

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 途中までどうにもこうにも悲劇的で、重くて救いがなかったけれども、最後にさわやかな後味。へー、と驚いた。

 中島京子『ハブテトル ハブテトラン』読了。

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 さすがに児童文学を書かせても大したものと思ったが、これもまた最後が意外。うーん、
そうくるか。でも、現実的にはこちらの方がありそうな話かな。
 

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延ばした旅 -瀬戸内国際芸術祭2019を訪ねて その1- [旅行]

 五十肩悪化[どんっ(衝撃)]のために当初の予定よりも一週間遅れになりましたが、25日(金)の夜[夜]から瀬戸内に行きました。横浜駅東口のスカイビル[ビル]のペデに集合し、22:00発の深夜バス[バス]に乗りました。久々のゆったり3列シートのトイレ[トイレ]付。ぐうぐう[眠い(睡眠)]寝ていると、翌朝6時半に岡山駅に到着です。

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岡山から快速マリンライナー⇒宇野線と乗り継いで

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宇野駅。これもまた作品

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ここからフェリーで直島に向かいますが

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宇野港周辺にもいくつか作品があります

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マンホールは違いますが

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8時22分発のフェリーです。20分もかからずに直島・宮浦に着きます


 結構大きい島で、アップダウンもあるので、1日1,100円で電動アシスト付自転車を借りました。台数があるかどうか心配したのですが、ちゃんとあった。早い時間のフェリーだったしね。

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いきなり港に赤かぼちゃ

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宮浦周辺にはほかにも大型の作品があります

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本村方面に向かう途中に、第一島猫[猫]発見!

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丸いブイがカエルに化けていた[揺れるハート]

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三分一博志さんの直島ホール。案外小さかったけど、周りの家からみても規模がちょうどいいのかな

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同じく三分一さんの作品

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[家]プロジェクトの一部

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古民家を使った小さなギャラリーにあった猫[猫]アート。平たい

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お昼は海鮮お好み焼きとビール[ビール]

 直島は、10年以上も前に、中国の住宅会社の若い連中を10人以上も引き連れてきたことがあります。あの頃はコンビニとかおしゃれなカフェ[喫茶店]なんかも何にもなくて、なんでここにこんなすごいホテルやなんか作っちゃったのかなあ、と思っていましたが、大発展[右斜め上]しています。
 でも、なんとなくこじゃれたカフェで飯を食う気にはなれず、地元のおじいちゃんが昼っからビール[ビール]を飲みに来るようなお店[家]に行ってしまいました。
 その後地中美術館に行きました。こちらは撮影不可。完全予約制で、ネットで時間制のチケットを買っていったのですが、それほどのもんか?[ふらふら] というのが正直な感想。作品も少ないし、安藤建築を見せたい、というわけでしょうか。十年以上前に見た時から変わっているのか、いないのかも定かではない。が、もっと面白かったような(同じく安藤さんの建てたホテルと記憶がごっちゃになっている可能性あり)。
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特に560円もしたこのオリーブサイダーがゲロまず(個人の感想です)でさらに印象が悪い


 それに比べ、同じ安藤建築ですが、李禹煥美術館はとてもよかった[わーい(嬉しい顔)]。立地もいいんだな、ここは。

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 気持ちの良い草原と、海の見える美しい景色[ぴかぴか(新しい)]。のびのびと走り回れる[ダッシュ(走り出すさま)]のが楽しい。
 で、ここも内部は撮影不可。美術館には「〇〇の間」というのがたくさんあるのですが、「影の間』がすごくよかったなあ(個人の感想です)。

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こんな作品もあります


 豊島産業廃棄物不法投棄の処理の過程で発生する、「溶解スラグ」を使って作った作品。瀬戸内の島々のもう一つの歴史の記憶です。

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本村港の発着所。マスカットなのかな……


 なんだかんだで一日走り回り、高松行のフェリーの出る宮浦港にまた戻ってきました。

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元はパチンコ屋だったらしいギャラリー

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このすごい建物が、なんと銭湯!


 電動アシスト付とはいえ一日自転車で走り回って汗だく。660円のチケットを買って、入りました。高いけど、島民は半額くらいで入れるらしい。まあ、ぬるめの湯にゆっくり浸かって疲れを取ります。

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フェリーの出るころにはもう夕焼け


 それにしても、芸術祭は大人気で、フェリーは一台増便したようです。「350人で切るよー」とかスタッフが叫んでいるのでビビりましたが、何とか並んで事なきを得ました。

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港からホテルまでは「ことでん」[電車]に乗ります

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すげー、讃岐弁、わかんねえ

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瓦町の小汚いビジネスホテルに泊まりました

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その分の予算は飲食に回すのです

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もやしポン酢280円って……多いよ!

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名物骨付き鶏に地物のたこぶつ

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小豆島のオリーブハマチのカマ焼き


 ビール[ビール]とレモンサワー(これは余計だった!)、それに「大瀬戸の花嫁」という日本酒をいただきました。美味しい。身長190センチくらいの花嫁を想像したりする。
 名物の骨付き鶏は親鳥とひな鳥があるのですが、親鳥をお願いしました。歯ごたえが最高! はさみでぱちぱち切っていただきます。
 たこぶつ、美味しいのですが、やっぱりここまでくるとお醤油が甘くなるんだねえ……。[モバQ]

 次の島々に続きます。


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