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すごいの読んだ [本]

 レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーの約束』読了。

通い猫アルフィーの約束.jpg

 シリーズ第5弾。相変わらずのほのぼのだが、ちょっと今回は悲しいこともあり。若干予定調和っぽくはなってきたが、やっぱり読めばにやにやしてしまう。

 深緑野分『ベルリンは晴れているか』読了。

ベルリンは晴れているか.jpg

 なんかすごい。ちょっと違うけど、高村薫を読んだ時と同じくらいの衝撃があり。重厚な長編で、最後のどんでん返しも効いている。設定は万人受けしないと思うが、歴史小説の趣すらある。

 重松清『世紀末の隣人』読了。

世紀末の隣人.jpg

 ルポでもなければエッセイでもない。なんでこういうのを書いちゃったのかな。はっきり言ってつまらない、というか成功していない。小説家はやっぱりこういう素材を小説に昇華させないと面白くないのかな。やたらと「読み物作家の自分」という言い訳めいた記述が出てくるのは、自信のなさ? 小説は面白いのに。


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